防災対策:台風

台風前の準備

雨どい

落ち葉や泥を取り除いて、水はけをよくしておきます。
また、雨どいの接合部の外れ、受け金物のゆるみなどを確認し、固定しておきましょう。

排水溝

敷地内の雨水はすみやかに敷地外へ排出することが大切です。
敷地内や周辺の排水溝、雨水ますなどを点検し、雨水が速やかに流れるように掃除しましょう。

排水溝

木製建具

※資料手配中①

アルミサッシ

アルミサッシぞうきんやタオルを置き、浸水を防ぎましょう。


植木

植木強風で枝が折れて、建物を破損したり、電線等に引っ掛かったりしては大変です。
添え木をする、あるいは張り出した枝や電線に近い枝などは切り落としておきましょう。


屋外コンセント

ガーデンライト(庭園灯)の設置などに使用している屋外コンセントは、雨水等が入り漏電することがないように、防水カバーの破損がないことを確認しておきましょう。

さらに板等の丈夫なもので、飛ばないようにしっかりと覆いを取りつけましょう。

ポスト

ポスト養生用テープで入口を塞ぎ、浸水を防ぎましょう。


屋外扉

※資料手配中②

台風の来襲時

雨水の吹込み

台風の来襲時には、強い風雨が横殴りに叩きつけられ、思わぬところから雨水が吹き込みます。あらかじめ各部屋にタオルや雑巾を用意して備えましょう。

尚、このような場合、後で雨漏りの箇所を見つけるのは難しいので、雨漏りがあった時は、その時の風の方向を記録しておくと、後日の点検や補修に役立ちます。

窓ガラスが割れた時

合板かビニールシート等をガラスの割れた箇所に合わせて切り取り、梱包用粘着テープなどれ窓枠に固定します。

これらの用意がない時には、応急的にたたみを立てて窓をふさぐことも効果的です。

放置すると風の進入口となり、被害が家屋全体に及ぶことになります。

洪水注意報が出たら

浄化槽の送風機に浸水のおそれのある場合には、一時的に電源を切ります。

床下収納庫は中身を出しましょう。また、床上浸水のおそれのある場合には、家具や寝具、たたみなどを2階に移動しましょう。浸水時は水道が使えなくなることがあるので、飲料水等を確保しておきましょう。

台風が去ったら

住まいの風通しをよくして、濡れたものを早めに乾かしましょう。
以下の点検箇所を確認し、損傷部分を補修しましょう。

また、切れた電線は感電のおそれがあります。近寄らずすぐに電力会社に連絡しましょう。

  1. 屋根の損傷
  2. 屋根の谷部分やバルコニーの排水溝のつまり
  3. 雨どいのたわみ、はずれ
  4. 破風板・鼻隠しの損傷

浸水したら

床下浸水

水が引いた後、なるべく早く乾かすことが必要です。

しかし、浸水の水が汚水である場合もあり、そのまま放置しておくと、床下部分に乾いた時に汚れが残る、もしくは床下が臭気を放つようになり、室内に上がってくることもあります。

従って、水がひき始めたら、浸水した部分のうち洗える箇所については、できるだけ、きれいな水で洗い流すことを心がけます。

また、木材などは水分に弱いものが多いので、なるべく早く乾燥させましょう。

さらに浸水は病原菌で汚染されていることもあるので、汚れを落としてから、消毒をしておくとよいでしょう。

各自治体などで、浸水の後に、被害を受けた方向けの消毒用の薬剤などを無料配布することがありますので、まずは住んでいる地域の市役所、区役所、町役場などに確認してみましょう。

床上浸水

床や壁に相当の期間、湿気が残ります。

部屋や押入れ、家具などの清掃、乾燥に努め、辛抱強く湿気を取りましょう。

また、浸水した水が汚水である、もしくは汚水を含む場合もありますので、床下浸水の場合と同じように、消毒の方法や使用する薬剤の配布などについて、住んでいる地域の市役所、区役所、町役場などに確認してみましょう。

また、水道に影響を及ぼす場合もありますので、浸水の後は、水道水にも十分注意して、異臭やおかしな味などを感じたら、すぐに水道局に相談しましょう。

ベガ工房