
鹿児島市の住宅街の一角。18坪の土地に、3階建て・延べ床面積約26坪という西邸が佇む。シンプルでモダンなデザインの外観が、小さいながらもおしゃれな雰囲気を漂わせている。西さんご夫婦と2人の娘さんと人なつっこい愛犬サクラに歓迎され、2階へ上がると、そこに広がっていたのは、木の床と白い壁がすっきりとした印象のリビングと、白いタイルがあしらわれた清潔感いっぱいのキッチン。中央に階段があり、2つの空間がゆるやかに区切られている。18坪の敷地に建てられているとは思えない心地よい開放感のある空間。

西さんが家を建てようと思ったのは、以前の住まいでは犬を飼うことが難しくなってきたことがきっかけだった。地元で家を建てたいという西さんの願いを受け、担当者は土地探しに奔走。そして提案したのが、現在の場所だった。18坪という狭い土地で本当に満足できる家がつくれるのかという不安もあったというご主人でしたが、1階が寝室と靴やサーフボードなどの収納スペース、そして愛犬サクラの部屋。2階がリビングとキッチン。3階が子供部屋、というプランが提案された。もともと無駄なものごちゃごちゃと置くのが嫌いで、すっきりと暮らしたいと考えていた西さんファミリー。
「この家の満足度は200%。この土地に建てる家で、これ以上のものはないだろうって、自信を持って言えます」とご主人はにっこりと笑う。限られた敷地の中で、住む人のライフスタイルを考え抜いて設計された西邸。合理的で使いやすく、家族の暮らしに合った設計、体に優しい自然素材、飽きのこない優れたデザイン等々。西さんの家には、ミニマムな空間の中にも、長く愛し続けられる"質(クオリティー)"と"素(シンプルさ)"がしっかりと存在していた。
西さんは、これから手作りのウッドデッキを増設して、「家を成長させたい」と語ってくれた。自分達らしい家をつくり上げ、自由な発想で暮らしを楽しみ続ける様子が、生き生きと輝いて見えた。