本社社屋のご紹介

手触りのいい家づくりを、もっと、もっと。
ベガハウスの社屋は、鹿児島市石谷町にあります。2016年6月に、自然豊かなこの地域に移ってきました。理由は、もっともっと、家づくりに真摯に向き合いたかったから。
社屋には、工房が隣接しています。木材加工から家具製作まで行える工房です。
「住む人に合わせたデザインと機能性を突き詰めるため、既製品の家具や部材で納得のいくものがなければ一からつくり出そう」
という、「ベガ工房」の取り組みをより充実したものにすることがねらいです。


家具や造作の設計デザインをするとき、従来であれば紙やスチロールの縮小模型でアイデアを確かめてきました。そこからさらに踏み込んだデザインをするために、原寸の試作を自分たちの手でつくり出せるようになりたい。想像でしか判断できないことが、原寸試作があれば善し悪しが明確になります。形、構造、強度、手に触れた感じを正しく評価できます。
「手ざわりのいい家づくり」を追求するために考えた、私たちの仕事場です。
学び、教え、つながり合う「ものづくりの木造校舎」
~社屋ができるまで~
社屋づくりのテーマは「ものづくりの木造校舎」。スタッフ全員でつくり上げようということはもちろん、プロジェクト立ち上げには、家づくりの仲間の皆さんにも参画していただきました。


2015年、基本プランができ上がったときには、「ベガ工房」のパートナーである家具デザイナーの村澤一晃さんをはじめ、造園家の荻野寿也さん、製品づくりに関わってくださっているメーカーの皆さん、新しい工務店のあり方とより良い住まいづくりを共に考える各地の工務店の方々に集まっていただき、キックオフミーティングを開催。

単なる職場ではなく、家づくりを工房的にやっていくための場とするにはどうしたらいいか。志を分かち合う仲間の皆さんからさまざまな意見やアイデアをいただき、会社や立場の枠をとりはらって遠慮のない議論を行いました。
社屋も家づくりと同じ。「完成からはじまる」
以来1年間、ベガ工房ワークショップでさまざまな試みを行い、社屋づくりに取り組みました。お客さまの住まいと同じ木造です。仕事場としての居心地、住み心地を皆様の住まいと同じように考えてつくりあげました。お客さまとの打ち合わせもここで行い、ショーホームとしてベガハウスの家の手ざわりを確かめてもらえる場でもあります。


打ち合わせや公開ワークショップでご一緒できるときには、ぜひ、ものづくりの場を体感してください。また、インターンシップや1日体験をされる学生の皆さんには宿泊施設として五右衛門風呂をそなえた「ベガ荘」を併設しました。

ものづくりの場として、人と人がつながる場として、住まいと同様に完成から始まる社屋づくりに取り組んでいきます。