ベガ弁!- スタッフたちの弁当No.1争奪戦-20.08

八月。梅雨明けから嘘みたいに暑い日が続いていますね。「夏」を通り越して「烈」といった毎日です。みなさん、コロナだけでなく熱中症にも十分にお気をつけください!……というわけで今月もベガ弁、いってみよー!

「ベガ弁!」とは?

月に一度、スタッフが弁当を持ち寄って、誰の弁当がNo.1かを競う、それが「ベガ弁!」です。毎月テーマを設けて、「テーマに合っているか」「彩りはきれいか」「栄養のバランスは」などの観点から総合No.1を決めます。

審査員は、現役ママでもある弊社のスーパーパート隊。“弁当を通して人格をも否定する”という辛口批評が信条です。

今回のテーマは「涼味」

涼味と聞くと「涼味、ここに極まる」でおなじみ「キンコーめんつゆ」を思い出してしまうのが鹿児島県民あるある。

よって涼味=そうめん、となりがちですが、スタッフのみんなはどんな弁当で勝負してきたのでしょう?全員そうめんだったら笑いますね。さっそく見てみましょう!

お弁当発表!

Buona giornata 冷製つけパスタ!

トップバッターはテクニカル植田さん……って初手そうめんかよ!

「いやいや、パスタですよ」

え?あ、ほんとだ、細いパスタでした。タイトルは……ボ、ボ、ボ……ゴメンなんて読むの?

「ボナ ジョルナータ、イタリア語で良い一日を!って意味ですね」

あぁ、そっちね、知ってる。ちょっと最近、老眼きててさ〜。ボアジョルニータね。

「ボナ ジョルナータ」

それね。バジルソースまで手作りなんだ!美味しそー!

蒸し鶏のイタリア風冷やしそうめん

次はテクニカル山野くん。こちらもパスタかな?

「いや、そうめんです」

そうめんかい!

ややこいな〜イタリア風だし。でもライム添えてあって涼やかさありますね。涼味は基本冷製だから、「冷めても美味しい」がうれしいお弁当と相性いいのかも?

夏の冷製おでん

お次はテクニカル日置さん。え?冷製おでん?ふぇ〜そんなのあるんだ!めっちゃおいしそーやん!

玉子や大根、ちくわといったおでんの定番に、トマトやみょうが、オクラなど夏の食材が入ってて新鮮!

「あちゃーかぶっちゃいました!」

ん?その声は……

冷やしおでんの出汁でうどんを頂きます

テクニカル田村くん!まさかのおでんでかぶったかぁ。……なんか変化球狙ってかぶるのって、恥ずいね_笑

「いや!でもでも!僕はうどんもありますから!おでんの出汁で冷製うどんも楽しむという……」

はいはい、分かったから!でも確かに、うどんまで付くと弁当感が増していい感じですね!

夏バテ防止 冷し茶漬け

設計・織田さんはどうでしょう?ほぉ〜冷し茶漬けですか!

「こんな感じで、氷も入れて冷た〜くしていただきます」

いいですね〜!
あれ?でも織田さん、これって材料切ってご飯にのせただけじゃ……

「次!次行ってください!」

あ、はい!なんかすんません!

俺のジャージャー麺

テクニカル桓本さんいきましょ!
今回も「俺の」シリーズですね!ジャージャー麺って言うと辛そうな色味を想像しますが、オクラや豆苗?が盛られてたり餡の色も薄めで爽やかですね!

トマトとオレンジのマリネパスタ 夏野菜ニビタシ

テクニカル石亀さんはまたまたオシャレなお弁当!“トマト”に“オレンジ”に“マリネ”に“パスタ”って!スマートな言葉しか並んでないな(ひがみ)

“煮浸し”も“ニビタシ”ってカタカナにしちゃってさ!ずるいし!(やっかみ)

「涼味」といえば!!おにぎりソーメン弁当

経理・福迫さんはどんな感じですか?んまぁぁぁぁ〜〜!ごっつええ感じやないですか!

そうめんにおにぎり、焼き魚って完全に唐船峡!唐船峡をお弁当に詰め込んだ感じですね〜良き!さりげなく食材もたくさん使われてるしデザートもあるしで、相変わらずバランス最高です。

サッパリちらし寿司と野菜たっぷり生春巻

さ、お次はディレクター清水大地!暑苦しい営業スマイルですね_笑

顔の暑苦しさとは対象的に(失礼)お弁当は実に爽やか!ちらし寿司に生春巻とかしれっと無国籍感出してくるあたり、さすがのシティーボーイやなぁ。

冷麺

お弁当のタイトル考える気ゼロやん、テクニカル・白澤さん。

「いや!冷!の大きな冷!麺ですよ」

ちょっと何言ってるか分かんないす。弁当は冷麺直球勝負でうまそうだよ。あっついときはこういう冷製の麺をズズッとすするに限るよねぇ。分かります。

こんにゃく冷麺 水ようかんを添えて

冷麺もうひとり。ディレクター上大川さん、通称かみおです。写真で笑うのが苦手な彼女。マスクも相まって、なんだかサイコみを感じるのは私だけでしょうか?(というか実際サイコパスな一面を持っています)

こんにゃく麺はカロリーオフのヘルシー麺。そこにたっぷり具材をのっけて良さげですね!水ようかんは小豆を煮るところから手作りの、何気に力作です。

レモンで涼もう〜

そんな(どんな)かみおと同い年のディレクター榊原さん。「ベガハウスの孫」的存在です……と私は勝手に思っています。おこづかいあげたい。

レモンをくり抜いた器にレモンゼリーがポイントですね。というかお肉が足りんじゃないね〜?若けたっでもっとずんばい食べんね〜。

涼味 食欲そそるそば寿司

さ!そして設計・小斎平さん、通称こささんです!そば寿司って初めて見ました〜!

「思ったより綺麗にできて、自分でもびっくりです」

や、ほんと綺麗です!食べるのもったいないくらい!

「私もそば寿司つくってきたんですけど!」

は!その声は?(2回目)

最高の保存食!!夏の揚げびたし

プランナー長田さん!ほんとだ、そば寿司だ!……でもこささんのを見たあとだと正直見劣りしますね……

「おいっ!
でも私のメインは揚げびたしなんで」

おぉ!確かにそっちは彩りも綺麗だし食欲そそりますね!

「そっちはって……」

納涼!本当にあった怖い冷し中華

はぁぁぁぁぁぁぁ〜。
そろそろ私、広報・塚本の弁当いきますね……。結論から言うと失敗です。

違うんですよ!
タイトルはいい感じでしょ?そっちを先に思いついて、どんなオドロオドロしい冷し中華をつくってやろうか!と思ってたんですけど考えがまとまらず……

結果、ただかわいいオバケのいる普通の冷し中華になりました(絶望)

「ふふ、塚本さんのやりたかったのはこういうことでしょ?」

そ、その声は!(3回目)

きっと来る

設計・赤崎さん!

さ、さ、さ、貞子やん!

真上から見た貞子やん!「きっと来る」って……もうだいぶ来てますけど!

だいぶ来てる

「舞茸ときくらげ、かいわれなどでオドロオドロしさを演出してます。井戸の中のドス黒い液体は“ごはんですよ”です♡」

です♡って……。赤崎さん、そういう方向もいけるんや。確かにこういうのがやりたかった!こういう方向の涼しさを目指してました!

谷の茶番にお付き合いください。

さて、そんなわけで審査対象16名のお弁当が出揃ったよ、プランナー谷さん。そろそろ君の出番だ。

「フフ、待ちくたびれましたよ……」

そう?したら君も普通の弁当つくってくれ。

「……今日はこれを使います」

無視か。なに、本葛?皆さんも、彼が何をつくっているのか考えながらお読みください。もしくは審査のところまで読み飛ばしてください。読み飛ばし推奨。

本葛を水で溶きます。なに?だんご?

「違います」

一度濾してからバットに流して薄く広げます。生春巻の皮?

「違いますね」

それを湯煎にかけます。湯葉的ななにかだ!

「違います、分かっててわざと間違ってません?」

(ち、バレたか)

火が通るとこのように透明に!葛切りですね!

「そのとおり!でもこれだけじゃ終わりませんよ……フフ」

え?(いや終われや)

「氷ブロックを砕き、器もイチからつくります!」

怖い怖い!谷さん目がイッてるから!

「静かにしてください。最後に抹茶を点てます」

お抹茶甘味セット ¥850

「できました!葛切りと抹茶の甘味セットです」

甘味って!ついに昼飯ですらなくなったな……。言っとくけど850円じゃ原価割れ甚だしいからな。

「うま!めちゃめちゃうまいっすよ、つかもっさん!」

はは、良かったね。じゃ、いくよ?本筋に戻るからね?

いざ、審査!

ふぅ!やっと審査にいける!
まずは社長賞、お願いします!

「これ!」

おぉ!孫(榊原さん)の弁当!なぜですか?

「いまレモンにハマってるからさー」

超個人的理由!

それでこそ社長です!

そして!地獄の門よりこの二人を召・喚!スーパーパート隊の審査を始めます!まずは個人賞の発表です。

Oさん賞は日置さん!
トマトの湯むきをちゃんとしていたり、彩りへの気遣いが高評価!

Sさん賞は小斎平さん!
そば寿司という珍しさと完成度、そしてにじみ出る素朴さに目が離せません!

というわけで、ここから寸評ショー始まりまーす!

「え、これ、なんて読むんですか?ボ、ボン……分からないですね、次!」

まさかのタイトルでアウト!
でも、それってお二人の語学力の問題では?

「…………はい?」

あいえ、何でもありません。あるはずがありません。

「次は『俺のジャージャー……?』

これ、「麺」という字、間違ってますね」

うそでしょ!?…………マジだ!

「左側のとこ、走じゃなくて麦ですよ、次!」

今回は弁当の評価すらしてもらえないのか……?どう思います、植田さん。しれっと参加してますけど。

「…… ……
 …… …… ……
 …… …… …… ……」

なんもないんかい!散れ!

「この人も“麺”間違ってる。より明確に間違ってる」

「それに、麺の上に白ごまとか、何かちらしてほしかったですね。ちょっと殺風景かな〜」

「これ麦茶ですか?」

…………いや、つゆでしょ。
ここに麦茶置いてたら、「麦茶どけろ」って僕言いますよ。

「あぁ〜、つゆとか持ってこれる人だったんですね」

ちょ、ん?……そこまで気が回らないヤツと思われてた?

「え、これってもしかして貞子!?わー私この映画キライ。怖すぎません?」

まぁホラーですからね。

「井戸の中の黒いの、これ海苔の佃煮ですか?入ってるのすごいですね。芸が細かい!」

「え……」

なんですかOさん。タメないで怖いから。

「貞子って裸でしたっけ?」

はだっ?……あぁ〜〜言われてみれば!Oさんの斜め上をいくツッコミ出たぁ〜〜。

「パスタはきれいなんですけど、煮浸しが少し色が暗いかなぁ。とうもろこしの粒が断面になっちゃってて。黄色い粒が見たかったなぁ」

「それを言ったらこれもかな!粒が取れちゃってる!詰めが甘いですね」

そしたらこのお弁当は?Sさん賞と同じそば寿司ですけど(焚き付け)

「あーー…………、さっきのを見たあとだと、ちょっと残念ですね。具も一つだし、麺も揃ってないし」

わははっ(笑)じゃー最後にシティーボーイのは?

「これレモン、全部食べるんですかね?」

どうなの?しみちゃん。

清「いや、レモンは食べるもんじゃないですwww 絞るんですよ」

wwwってなんだよ、分かっとるわ20代め!生春巻に絞るだけなら、こんなにレモンいらないでしょって言ってんの!

清「ちらし寿司にかけるんですよ。酢飯ならぬレモン飯にするんです」

なにそれぇ〜。なんかすぐオシャレ感出してマウント取ってくるんですけどぉ〜。お二人からもなんか言ってやってくださいよ!

「清水さんてあれですね。レモンのせときゃいいと思ってるでしょ?レモンにかぶれてますね」

そーだそーだ!レモンかぶれ!

……というわけで、そろそろ今回の優勝決めましょうか?

「そうですね。実はもう決まってるんです。彩りもきれいで品数も多くてボリューム満点でフルーツまでついてくる!」

「単純にこれが一番食べたい!」

というわけで今回の優勝は……

……

……

……

……

……

……

バーーーーン!!

おめでとう!福迫さん初優勝でーす!

今回のお弁当はどんなところを工夫しましたか?

「涼味と聞いたらそうめん流ししか思いつかなくて_笑
唐船峡で食べる、あの感じが出せたらなぁと思ってつくりました。とっても嬉しいです〜、この賞状、額に入れて飾りますね♪」

ぜひぜひ!福迫さんの優勝は、僕からしたら遅すぎたくらいです。

というわけで第11回大会優勝は経理・福迫さんでした!

次回のテーマは久々の食材縛り。ズバリ「きのこ」です!
きのこ料理といえば炊き込みご飯ですかね〜。きっと鹿児島は残暑きびしいと思いますが、お弁当は秋色になるといいな!

では、次回もお楽しみにー!

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