
朝日の差す坪庭と南北高窓のある住まい
所在地:鹿児島市下福元|構造規模:木造平屋| 延床面積:43.29坪(143.13㎡)|敷地面積:160.32坪(530㎡)|竣工2019年
南北を緑豊かな山に囲まれ、自然豊かな場所。
2つのシンプルな切妻屋根が連続している。
アプローチから敷地を歩く過程で、
山の緑を背景に、奥行きの感じられる配置とした。
手前に子世帯。より静かな奥に親世帯の棟がある。
独立しているかに見える2棟は、
奥で渡り廊下でつながっている。
親世帯は夫婦二人暮らし。
玄関を開ければ、
中庭と、その先の景色を大きく取り込む窓。
夫婦をたずねてくる友人たちを、
明るく向かい入れる。
また、観葉植物がお好きなお母様が、
植物を楽しめる場所、
ディスプレイできる小さなスペースを設けた。
子世帯は、
和の雰囲気を好むオーナーに合わせて
寝室とリビングを畳の続き間にした。
普段は1部屋として広く使い、
寝るときは襖で仕切る。
2棟の間を広く取れるよう、ハの字に配置。
親世帯、子世帯の棟の間には
周囲の視線が入らない中庭を設けた。
互いのプライベートを尊重しつつ
つかず離れず、ゆるやかに繋がる
二世帯住宅である。