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【間取りの実例あり】スキップフロアのメリット・デメリットとは?

塚本靖己
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塚本靖己
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近年、設計手法のひとつとして定着しているスキップフロア。子育て世代などの若い世代を中心に、立体的で遊び心のある自由な空間が、実用性も兼ね備えていると人気を集めています。今回は、あらためてスキップフロアのメリット・デメリットを解説。間取りの実例もご紹介します!

「スキップフロア」とは?

スキップフロアとは、壁やドアなとの仕切りではなく、段差を利用して空間をつくる間取りのこと。フロアの高さを半階層ずらして中間層をつくったり、3段ほどの「小上がり」として設けたり、2階ほどの高さに設けたりと、高さについてはさまざまあります。

ちなみに、1階と2階の間につくった場合は「中二階」、地下に下がった間取りの場合は「半地下」とも呼ばれます。

スキップフロアのある住宅の間取りの特長とは?

○空間を縦に活用できる

一般的な間取りが空間を平面的にとらえて活用するのに対し、縦方向にも空間を有効に活用するのがスキップフロアのある住宅の特長。スキップフロアの場合は、部屋を壁で仕切ることなく、段差によって“やんわり”と仕切ります。ひとつの空間でありながら、もうひとつの空間が設けられるのです。

○廊下が減り、部屋や収納スペースが増える

多くの場合、部屋と部屋の間には廊下を挟みます。けれども、スキップフロアを設ける場合は、段差によって空間を間地切るため、廊下をつくる必要がありません。廊下をつくらないということは、その分を部屋や収納スペースに回せるということ。リビングを広々とさせたり、収納を充実させたりできるので、建築面積が限られている狭小住宅で多く採用されています。

○空間が立体的になって広く感じられる

空間を縦方向に活用し、壁や窓で間仕切りをしないということは、視線の「抜け」がよく、広がりが感じられます。そうして空間を広くみせられることもスキップフロアの特長と言えます。

さらに、縦方向に空間を有効活用すると、室内に立体感が生まれ、デザインに「動き」ができます。スキップフロアのある間取りの表現としてよく使われるのが“遊び心のある間取り”、“ワクワクする間取り”というもの。スキップフロアを含む間取りや収納の位置は、そうした表現がぴったりの空間です。

「スキップフロア」の実例からみる10のメリット

ここからは、スキップフロアのメリットを具体的にご紹介します。

(1)遊び心のある空間に仕上がる

スキップフロアを採用すると、空間に遊び心がプラスされます。高低差があるスペースは、家の中に“隠れ家”や“秘密基地”のような場所になることも。スキップフロアの活用法としては、書斎や作業部屋、子どものプレイルームなど、さまざまです。

家の機能として、寝食するための生活の場から、毎日をより楽しく過ごすための活動の場へステップアップできるのがスキップフロアの魅力のひとつです。

(2)2階建て住宅でも3層以上が確保できる

建物の高さが法律によって制限されている土地だったりする場合も、有効面積を増やすことができる方法のひとつがスキップフロア。例えば、2階建てが限界の高さ制限があっても、スキップフロアを活用すれば、問題なく3層以上を確保することができます。

また、壁や廊下で空間を仕切らないということは、デッドスペースを減らすということ。空間を無駄なく使えるのは大きなメリットと言えるでしょう。

(3)視線の“抜け”て部屋が広く見える

空間を平面だけでなく縦方向にも活用するスキップフロアは、通常よりも壁や廊下が少ない間取りになるので、視線の“抜け”がよくなります。この抜け感こそが、実際の床面積より視覚的に広く感じられる理由です。

(4)家族のつながりが感じられる家

例えば、LDKにスキップフロアを採用した場合、リビングから数段高い位置にキッチンを据えると、リビング全体をキッチンから見渡すことができます。そうすると子どもの様子を見ながら料理ができます。

また、子ども部屋をスキップフロアにしてリビングの延長上に配置すれば、リビングに居ながら常に子どもの気配を感じられて安心。子どもも親の存在を感じながら過ごすことができるのも、子育てするうえでメリットと言えるでしょう。

スキップフロアは、“やんわり”と空間を分けることができるので、家族のつながりを感じられる間取りが叶います。

(5)廊下の少ない間取りプランが可能

廊下をつくらなくても部屋を分けられるのもメリットのひとつ。廊下の分のスペースを部屋や収納に活用できるので、空間を有効に使うことができる、とても無駄の少ないプランになります。

なお、廊下がないということは、必然的に部屋と部屋を移動する生活動線が短くなります。使い勝手がアップするのもうれしいポイントです。

(6)天井の低い収納庫と相性抜群

固定資産税を抑えつつ、収納スペースを確保する工夫として、「天井高を1.4m以下に抑える」という方法があるのをご存知ですか? この方法だと延べ床面積を算入しなくても良くなるので、固定資産税が高くならない、というわけです。(※新築を建てる場合は、地域の自治体へ必ず確認してください)

この天井高を抑えた収納は、階段下のスペースを有効に活用できるため、スキップフロアとの相性が抜群。居住スペースを減らさずに収納を増やせるので、人気の高い間取りです。

(7)シームレスな空間で新たなコミュニケーションが生まれる

廊下を歩く、扉を開け閉めするなど、部屋と部屋を移動するときのアクションがなくなると、想像以上に快適です。移動も楽になりますし、開放的になります。さらに、部屋がシームレスにつながっていることで、家族同士が適度な距離感を保ちながら、「いつでも顔が見られる」「すぐに話ができる」という安心感も得られます。

また、スキップフロアによってできた段差は、階段として利用するのみならず、ちょっとしたときに腰掛けたり、読書をしたり、実はかなり有効に活用できます。子どもにとっては上り下りそのものが遊びになったり、遊びのポイントになったりするでしょう。空間に新しい動きをもたらずスキップフロアがあれば、間取りの工夫次第で新しいコミュニケーションが生まれるはずです。

(8)明るく風通しの良い家にしやすい

部屋同士が壁で仕切られていないので、自然と風通しが良くなります。さらに、段差を上手に利用すれば、外からの目線を気にして窓を設置しなくてもいいので、採光がしやすく明るい部屋にすることができます。窓の配置については、プロのアドバイスを参考にするのがいいかと思いますので、きちんと担当者に相談しましょう。

(9)収納スペースを増やせる

(6)のような階段下のスペースの有効活用など、収納スペースを無理なく増やせるのもスキップフロアのメリットです。例えば、リビングは生活の中心でありながら収納が不足しがちな場所ですが、隣接するダイニングなどに小さなスキップフロアを設ければ、その段差の部分に引き出し式の収納を設けることができます。

(10)高低差のある土地にも柔軟に対応可能

スキップフロアのある住宅の間取りを考えるときには、平面だけでなく縦方向にも配慮が必要です。そのため設計者は、平面図+断面図で全体を捉えます。縦方向の変化の大きい間取りは、土地自体に高低差がある場合にも柔軟に対応できるのがメリット。斜面の上に家を建築するときに、勾配によって生まれる床面の高さの差を、スキップフロアをつくることによって解消することもあります。

スキップフロアのデメリットとは?

良いところをご紹介してきましたが、当然デメリットもあります。メリットを十分に活かすために注意点を確認しておきましょう。

(1)平面図だけではイメージしにくい

スキップフロアは、半地下、1階、中二階、2階と縦に構造が重なります。そのため、平面図だけでは空間が把握しづらいものです。工務店やハウスメーカーから新築のプランを受けるときには、模型をつくってもらい立体的に空間を把握できるようにするのがおすすめです。

(2)建築コストが割高になりがち

通常の平屋住宅や二階建て住宅に比べて、スキップフロアのある住宅は構造が複雑になるので、建築材料や設計、施工などの建築コストがその分高くなりがちに。(工務店やハウスメーカーによって対応は異なるため要確認)。できるだけコストを抑えた家づくりを検討している場合には、注意したいところです。

(3)生活音や匂いに要注意

部屋と部屋を間仕切りしている壁や廊下が少ないため、聞こえて欲しくない生活音までも共有してしまうのはデメリットと言えます。例えば、楽器演奏や映画鑑賞が趣味の場合、家族の生活の邪魔になってしまうかもしれません。

部屋と部屋を間仕切りしている壁や廊下が少ないため、聞こえて欲しくない生活音までも共有してしまうのはデメリットと言えます。例えば、楽器演奏や映画鑑賞が趣味の場合、家族の生活の邪魔になってしまうかもしれません。

また、キッチンで料理をするときの匂いなども同様。気にならない人もいるかもしれませんが、家族に気になる人がいないかは確認しておきたいものです。スキップフロアを検討するときは、どの範囲までつながりのある空間にするかが快適な暮らしのポイントになると言えるでしょう。

(4)バリアフリーにならない

段差を活用した間取りなので、当然ながらバリアフリーではありません。子育て世代の暮らしにはメリットのほうが目立ちますが、シニア世代にとっては段差があるというのはデメリットになってしまいます。

二世帯住宅を考えているなら、併せて段差の手すりを設置したり、車椅子でも生活できるフロアをつくったりする工夫が必要です。

(5)エレベーター設置が難しい

スキップフロアの間取りでは壁が少ないため、希望する位置にエレベーターを設置できない可能性も。エレベーターの設置を希望している場合は、間取りのプランニングの段階で十分な検討が必要になります。どうぞご注意ください。


ここまでスキップフロアのメリット・デメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

モデルハウスや完成見学会などで見る機会が多くなったスキップフロアですが、次に見学する機会がありましたら、メリット・デメリットを参考に使い勝手を確かめてくださいね。

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