アフター定期訪問「ベガイク」-お引き渡し後がほんとの始まり-19.10.6

10月6日、日曜日。鹿児島はカラッとした晴天です。朝晩はとっても涼しくなって、日中も日差しは強いものの、風がひんやりとしていて過ごしやすいですね。スーパーカブでお施主さま邸を回りながら「最高のツーリング日和だなぁ・・・(このまま海まで走ろうかしら)」なんて思ってしまいました 笑。

さて、毎月第一日曜日はアフター定期訪問「ベガイク」の日。「ベガイク」は、8ヶ月おきにお施主様邸を拝見させていただいて、家の状態を確認したり、メンテナンス方法をお伝えしながら、ともに家を育てる、ベガハウスの活動です。その様子を少しだけご紹介します。

お初です。

本日1邸目は、吉野町のH様邸。今年お引渡しをして、初めてのベガイクです。どことなく緊張した面持ちの奥様と旦那様 笑。暮らしの中で見えてくるアレコレを共有して、メンテナンスの仕方を一緒に学んでいきましょう。

最初のお困りごとは、トイレ入口の引き戸について。開け閉めするときに、すこし引っかかりがあるとのこと。1日に何度も出入りする場所ですから、どうしても調子が悪くなりやすいのです。でも調節はカンタンですよ。戸の上部についているネジを締めたり緩めたりするだけ。10秒でスルスル動くようになりました。

次は障子。こちらも滑りがあまり良くないとのこと。さて、このベガイクブログを良く読んでくださっている方なら、もうお分かりですね?(え、分からない?)障子の滑りを良くするといえば、そう!「すべロウ」です!

「すべロウ」のロウは、ロウソクのロウ。消しゴムのような形で、これを滑りの悪くなったところにこすりつけます。するとあら不思議。あっという間に動きが良くなりました。

おまけ(1)

H様邸は2階リビング。近隣と視線が重なることがありませんし、眺望も抜群です。写真は、同じく2階にあるキッチンの小窓からの眺め。遠くに鹿児島市街の街並みが見えます。こんな景色を見ながらの料理は、きっと気持ちがいいのでしょうね~。

さらに、1階の土間にはご主人のカブが鎮座。同じカブ乗りとして、このディスプレイは羨ましいの一言です!

小屋完成!

続いて、同じく吉野町のI様邸。今年2月のべガイクのときに、「お庭に小屋を作りたい」と相談を受けていたお宅です。本日お伺いしましたら、できてましたよー!もちろん弊社で設計施工したのですが、私は今日はじめて見ることができました。

赤い屋根に焼き杉の外壁が素敵ですね。とってもアクティブな奥様ですから、きっといろいろな使い方で、この小屋をかわいがってくださるのでしょう。

お引渡しから7年が過ぎるI様邸では、玄関前のコナラがぐんぐん成長していて、普通にクワガタが止まっているレベルです 笑。ですので、この機会に思い切った剪定をしましょう!ということに。

ご主人にもお手伝いいただいて、大きな枝を2本、のこぎりで切り落としました。切り落とした枝が、大きめの観葉植物くらいあります・・・。その甲斐あって、玄関周りがとっても明るくなりました。

おまけ(2)

I様一家に新しい家族が仲間入りしていました。名前はななちゃん。生後6ヶ月の遊びたいざかりです。とても人懐っこくて、僕はもうメロメロです。。次はななちゃんように、リビングの吹き抜けから2階に登れるキャットウォークを作ろう!と画策中。実現するといいなぁ!

おまけ(3)

さぁ、今回も「床下潜るときコーデ」いきましょう!なんと女性スタッフの織田です!いい笑顔ですね!I様の娘さん、興味津々で、床下に潜る姿を見つめます。「子どもに懐かれない・人気がない」とお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひ床下にお潜りください。モテますっ!笑

サッシの締りが・・・

3邸目は吉野町のK様邸。こちらのお困りごとは、サッシの締りが悪いこと。確認してみると、ガラス戸の溝と窓枠の金具がすこしぶつかっていました。アフター担当坂元の見解ですと、サッシがハマっている木の柱が経年変化でわずかにしなって、金具を歪ませたようです。

金具を専用の器具で真っ直ぐに戻すと、締まりも回復しました。

おまけ(3)

K様邸のリビングには、コレクションであるCD&レコードをしまう専用の棚があります。ズラッと並ぶ姿は壮観のひと言。写真や映像、本、音楽などはどんどんデータ化されていて、便利ですがどこか味気なく感じていて。こうしてフィジカルで残しておくと、手にとったときに当時の記憶までフラッシュバックして、データ化できない価値ってあるよなって再認識したのでした。

お初です-2-。

最後は本名町のS様邸。モルタル仕上げの外壁に大きな十字窓が印象的なお宅。十字窓の木枠がシルバーグレイに変化していい感じです。実はここも、今回がはじめてのベガイク。「どんなふうにお住まいかな?」とワクワクでお邪魔しました。一番驚いたのは、2階上の屋根裏空間。

14歳のロックキッズが住んでるのか?と勘違いしてしまいそうな趣味部屋(実際はご夫婦と娘さん2人です)!ご主人、満喫してるなぁと嬉しくなりました。

不安に感じられていたのは、玄関扉のシミでした。雨などで濡れると、濡れた部分に木の色素が集まってシミになります。ドアの耐久性に不安を感じてらっしゃいましたが、その点にはなんの影響もありません。シミも、たっぷりのお湯をかけてあげると薄まりますよ。

今回はお住いになって8ヶ月の方のお宅を2邸見させていただきました。住んでみたら気になること、不安になること、やはり出てきますよね。こちらも細心の注意を払ってお引渡しさせていただきますが、やはり自然の素材を使って家づくりをしていますので、思いもよらない変化が起きることもあります。

そのための、8ヶ月ごとの定期訪問です。さまざまなお悩み、さまざまな変化に真摯に対応できるよう、これからも大切にしていきたい活動です。

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