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子供2人の間取りは「子供部屋をつくらないこと」。基本から解説します

塚本靖己
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塚本靖己
ベガハウス広報担当です。社内の取り組み、家づくりのお役に立てるような情報などを公開していきます。 ツイッターにて“楽しく悩める”家づくりトピックを発信中。ウチの取り組みがどうこう・・ではなく!あくまで中立の立場で、家づくりの豆知識をお伝えします。私個人の好みはでます 笑 【上記ツイッターマークからフォローお願いします!】

間取りで悩まない人はいません。この記事を開いたあなたも、その1人でしょう。もっと言えば、子供が2人いる、または将来的に2人子供がほしいと思っている!違いますか?

……タイトルに「子供2人」って入ってますからね 笑。そんな状況の方が多いと思います。ここでは「子供2人の4人家族」をモデルにして「間取りの考え方」をお話します。

1番長く家にいるのは誰ですか?

まず最初にお話したいのがこれです。「家の主役は誰か?」とも言えます。当然、子どもではありません。なぜか?子どもはいずれ、家を出るからです。当のあなただって、家を出なければ「家を建てたい」とは思わなかったはずです。

多くの人にとって、マイホームはいずれ「終の棲家」となります。自分の老後を想像してください。そのときに、階段だらけの家はどうでしょう?開かずの間だらけの家は?とても住みづらいですよね?

1番長く家にいるのは、家の主役は、他ならぬあなた方ご夫婦です。間取りを考えるとき、どうしても「幼い子どもがいる今」を中心に考えてしまいがちです。ですが、大切なのは「長い間住み続ける」ことを念頭に置くこと。

すると、あなたのご家族にとっての「理想の間取り」が浮かび上がってきます。

「子ども部屋」はつくらない。

「子ども部屋」を例に、さらにお話していきます。

弊社代表・大迫の自宅の場合、子ども部屋は4帖×2部屋です。普通に考えると「小さくない?」と思われますよね。ご自身が子どもだった頃を思うと、そう感じるかと思います。

でも、大迫の子育て体験談を聞くと、「4帖で十分かも」と思えてきます。例えば子ども部屋を“実際に個室として”使い始めた時期について。現在中学3年生の長女さんが、子ども部屋で勉強を初めたのは2年前。つまり中学1年生のときです。

それまでは、というと、小学4年生まではおもちゃ部屋。その後ようやくベッドを置くようになり、中学1年生で“個室”として機能しはじめた、と。そうなるとですよ?大学入学を機に家を出てしまったら、子ども部屋の使用期間は6年間ということです。

夫婦で50年近く住む家の、たったの6年間です。割合で言ったら12%です。とっても短いですね。そんな短い期間のために、6帖×2部屋の立派な“子ども部屋”、つくりますか?

あなたの実家を思い出してください。自分の部屋、今はどうなっていますか?物置になってませんか?子どもが巣立った後の子ども部屋ほど、無駄なスペースはないんですよね……。

「そうはいっても、小学生から勉強はするでしょ?宿題はどこでするの?」

はい、では大迫家ではどうだったかというと、宿題はリビング・ダイニングでしていたそうです。そのほうが、分からないところは親に聞けるし、親としても、子どもが目の届くところにいてくれるしで、双方にとって都合がいいんですね。

「友だちが遊びに来たときは?」

それも同様ですね。リビング・ダイニング。外遊びが好きな友だちなら、玄関ポーチや庭で過ごすこともあったそうです。ちなみに、読書は階段でしていたそうです。居心地良かったんでしょうね 笑。少し分かる気がします。僕は、読書はもっぱらトイレでしてました 笑。

使わない部屋は「防犯」にも「健康」にも良くない

少し別の側面からも見てみましょう。子どもが巣立った後の子ども部屋について。先ほども「物置になりがち」という話をしました。実は「物置状態になった部屋」は「防犯」にも「健康」にも良くないんです。

Q.物置になくて、子ども部屋にあるもの、なんでしょう?

それは「窓」です。ほとんど人の出入りがない場所に「窓」がある。これは、泥棒の侵入経路をわざわざ用意してあげてるようなもの。

Q.物置に増えてくるものといえば何でしょう?

それは「ダンボール」です。ダンボールは湿気を吸収しやすいため、梅雨時期などはカビの温床になります。さらに、キングオブ害虫「G先輩」の餌にもなります。

つまり、使わない部屋があることは、家にとってデメリットだらけなんです。

「子ども部屋」、としても使える部屋をつくろう。

さて、「子ども部屋は小さくていい」、「使わない部屋は危険」、この2点についてはご理解いただけたでしょうか?では、どんな子ども部屋にしたらいいのか?という部分についてお話します。

結論から言うと「子ども部屋はいらない」です。

「子ども部屋にもなる部屋」をつくろう、ということです。子ども部屋として活躍するのは正味6年間です。それ以外の期間は、別の用途でも使えるようにしておくと、「物置化」が防げます。

近年定番となっているのが、8~9帖の部屋をひとつ設けて、子どもが個室を希望するタイミングで二つにセパレートする方法。セパレートの仕方も様々で、壁を増設するもよし、本棚や二段ベットなど大型家具で仕切る方法もあります。

弊社のお施主様でも、高校生から中学生までの3兄妹が、ひと部屋をカーテンで仕切っている例があります。子どもたちからは特に不満も聞こえてこないということですよ。

子ども部屋の将来を考えよう

そして、「子ども部屋にもなる部屋」の活用法です。特に考えたいのは、子どもが家を出た後です。子どもが小さいうちは、おもちゃを置いたりプレイルームとして使うことが多いと思います。

子どもが巣立った後、使い方は自由、人それぞれです。少し例を挙げると、人を招くのが好きな方はセカンドリビングや客間に、趣味の時間を大切にされたい方は書斎にしてもいいですね。映画鑑賞がお好きならシアタールームに。また、夫婦それぞれの寝室として活用される方も多いようです。

「子どもの思い出がなくなるのはちょっと……」

という方は、部屋の一部に飾り棚を設けて、そこにお子様との思い出の品を並べておくといいですよ。

子ども2人の4人家族に必要な坪数は?

次に、気になる「坪数」と「間取り」についてお話します。「坪数」とはつまり、

「子供2人の4人家族に必要な坪数」

ということです。延床面積で、目安は

「24坪」

くらいかな、と思います。「……小さくない?」と思われるかも知れませんね。もちろん、それ以上の大きさでつくっても構いません。ですが、小さく建てると、それによって得られるメリットがあります。

(1)掃除。

まずは掃除。それまで賃貸に住んでいた方が新築を建てる場合、たいてい部屋の数が増えたり、もしくは部屋のサイズが大きくなります。するとどうなるか?掃除の手間も増えるんです。

「使いやすい間取りや家事動線を考えて建ててもらったけど、広くなったから掃除にかける時間は引っ越す前とあまり変わらない」

そんな相談を受けることもあります。

(2)エアコン効率。

家の体積が大きくなればなるほど、エアコンの効きは悪くなりますし、電気代もかかります。省エネの面から見ても、「小さく建てる」がいいのです。

(3)家を小さくすることで庭の楽しみが広がる。

家自体を小さくすると、50坪程度のあまり広くない土地でも、庭を楽しむ余裕が生まれます。四季折々で変化のある日本の気候風土。季節ごとに表情を変える庭の草木を眺める時間は、日々の生活に“ゆとり”を与えてくれます。

「住宅街を考えているから庭は……」

そう考えている方には「中庭」をおすすめします。外部からの視線を遮断した、プライベートな庭です。

住宅業界には

「外に閉じ、内に開く」

という言葉があります。住宅密集地で、大きな窓や庭を外に向けて取れない場合の設計手法です。中の様子が分からないよう、外に向けては塀や外壁で目隠しをします。そのかわり中庭を設けて、陽の光や風をたっぷりと家の中へ取り込むのです。

「小さく」建てても「大きく」暮らせる間取りの工夫

「……そうは言っても24坪は小さい気がする。」

そう思います?

出展:総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/2_4.html

上の図は「総務省統計局」が出している「一戸建て1住宅の規模」を示したデータです。これを見ると、昭和63年の延床面積が89.29㎡(約27坪)、平成5年が91.92㎡(約27.8坪)ですから、これを読んでるあなたのご実家も、この数値に近いかも知れませんね。そうなると、確かに「24坪」は3~4坪ほど小さいです。

では、ぜひご両親に聞いてみてください。「今の家で不便なところない?」と。そうすれば

「2階に上がるのがしんどい」

「あなたの部屋には、もう何年も入っていない」

「1階だけで暮らせる家にすればよかった」

みたいな声が聞けるはず。これみんな、家が大きいために生まれる不便ですよね。将来のことまで見据えると、家は小さいくらいがちょうどいい。つまりは、「24坪」は多くの場合、「ジャストサイズ」ということです。

大丈夫ですよ。「小さく」建てても「大きく」暮らせる間取りの工夫というものが、あります。少しご紹介しますね。

リビングに隣接する和室は「兼ねる」の基本

家を「小さく」収めるには、いろいろな間取りの工夫が必要です。基本は、部屋の役割を「兼ねる」こと。その代表例が、リビングに和室を隣接させることです。

リビング隣接の和室は様々な用途を兼ねます。日中は子どもの遊び場やおもちゃ部屋。乳幼児でもゴロンとさせられるのは畳のメリットですよね。夜は寝室。来客時には客間にも使えます。

なんと1間3役!おすすめの間取りです。

造作家具を活用してスッキリ収納を目指す

「小さく建てる」には収納計画も大切。そこで考えたいのが造作家具です。造作とはつまり「作り付け」ということ。収納するものを計画段階で洗い出し、それがしっかり収まる量の収納を作り付けで用意しておくのです。

収納量があいまいのまま家を建ててしまうと、物が入り切らなかったとき、後付けで収納ボックスなどを買い足すことになります。すると、収納ボックスの分だけ部屋が狭くなります。ひとつならいいですが、それが2個3個と増えていったら?あっという間に、物に侵略されてしまいます。

なので、「収納計画からの造作家具」です。自分で収納量を洗い出すのは大変ですので、一緒に考えてくれる工務店やハウスメーカーを選ぶことをおすすめします。冷蔵庫、洗濯機などの家電、洋服、書籍は当然。学校の教科書、ランドセル、ひな飾り、仏壇など将来的に増えるものまで見越して(提案して)くれるところだと安心ですね。

天井高にメリハリをつける

坪数を小さくするということは、「空間を横に広げることに限界がある」ということです。でも、縦方向には?2階建てなら「吹き抜け」を設けることで、小さくても開放感を出すことができます。平屋でも「高天井」にすることで「吹き抜け」と同じ効果が得られます。

ここで、“できる”設計者なら、さらに工夫します。廊下の天井高を、あえて低くするんです。そうすることで、リビング・ダイニングに抜けたときに、さらなる開放感を感じることができます。

山道でトンネルを抜けて、パッと視界がひらけるあの感覚です。こうした視覚効果も利用することで、小さいけど大きく暮らす家を実現します。

まとめ

「子ども2人の4人家族の間取り」についてまとめましょう。

  • 家の主役はあなた方ご夫婦です。子どもではありません。
  • 子ども部屋が物置になると、泥棒の侵入経路になったり、カビの温床になったりして危険です。
  • 子ども部屋が実際に稼働するのは、たったの6年間。なので、「子ども部屋」ではなく「子ども部屋にも使える部屋」を作りましょう。
  • 子ども部屋の将来を考えましょう。セカンドリビング、趣味の部屋、寝室など、夫婦の生活を豊かにする使いみちを、建てる前から考えておきましょう。
  • 子ども2人の4人家族の間取りで必要な坪数は24坪(延床面積)
  • 家を小さくすることはメリットも多い。(1)掃除がらく(2)省エネ(3)庭を広く取れる
  • 家を小さくするには「兼ねる」設計がキモ。リビングに隣接した和室は使い勝手がいい。
  • 収納計画をしっかりと立て、造作家具を活用しよう。既成品の家具に頼ると、収納は増えていくばかり……。
  • 天井高にメリハリを付けて、縦方向の開放感を利用しよう。

というわけで、「子ども2人の4人家族」の場合の「間取りの考え方」のお話でした。1番のポイントは、家での暮らしを「長期的スパンで考える」ということです。

家づくりの「動機」は育児かも知れませんが、「目的」はもっと先まで見越したほうが、のちのち後悔しないですむかと思います。

とはいえ「そんなこと考える時間ないよ!」という方も多いと思います。そんなときは、気になる工務店・ハウスメーカーに駆け込んでください。代わりに考えてくれます 笑。

「親身になって考えてくれない、信用できない」という担当者や営業さんに当たったら、人を代えてもらうか、別の会社も検討してくださいね。そのまま話を進めると、後悔する確率が高くなりますよー。

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