2019年 12月 の投稿一覧

【天狼院から転載】家づくりは「完成」が「はじまり」。設計士が時限爆弾を仕込む理由

*この記事は、「天狼院書店」に掲載された記事を転載したものです。


新築の新居に引っ越してはじめての買い物はコンビニ弁当だった。
それも昼飯でなく、夜ごはんである。

「新居初日の夜は豪勢にスキヤキ、食後にケーキで家族団らんじゃないの?」

いやいや。
大量の荷物を運び込み、キッチンや風呂など設備の説明を受け、電気屋、水道屋の手続きをし、手伝ってくれた友人たちを送り出したら日がもう暮れている。

「ただ空腹が満たればいい」という思いで、最後の気力を振り絞ってコンビニに身体を引きずっていった。……今となっては良い経験。マイホームは“夢”ばかりでないことを悟った日である。

どうして“新築初夜”のことを思い出したのか?それは、この記事を書いている今が12月1日、日曜日だから。

「全然分からない」

という声が聞こえてきそうなのでもう少し説明させてもらうと、私は工務店に勤めていて、毎月第1日曜日は“アフター定期訪問”の日になっている。つまり“夢”だったマイホームを建て、“現実の暮らし”を営むお施主さんと会える日。そんなお施主さんと会うと、半ば強制的に自分の家のことを思い出してしまうのである。

私が勤めているのは鹿児島にある小さな工務店。施工実績は鹿児島全域に370棟ほど。その全てを8カ月に1度のペースで訪問している。8カ月に1度。このペース、間違いなく業界随一である。一般的なハウスメーカーのアフター定期訪問は、3カ月、6カ月、1年目、3年目、5年目、10年目の計6回。対して弊社は10年間で15回、2倍以上の頻度だ。

この頻度、もはや親戚。

お施主さん側も慣れたものだ。快く家の中を見せてくれるし、些細な相談ごとでも気を使わずに話してくれる。中にはハンドドリップのコーヒーを入れてくれたり、手づくりのお菓子を振る舞ってくれる人も。今日だって「お昼まだでしょ?」と旦那さんが中華鍋を振るい、手づくりチャーハンをご馳走してくれた。

こんなにもアフター定期訪問に力を入れるのは、“住まないと分からないこと”が、どうしても出てくるからだ。当然だけど、家を建てるまでに何度も何度も打ち合わせを重ねる。最初のヒアリングから着工まで10数回の打ち合わせ。着工してからも現場で確認ごとがあったりと、お施主さんと顔を合わせる機会が減ることはない。

それでも、“家”は住んでからが本番である。

私が、新築初夜にコンビニ弁当を食べるなんて思ってもみなかったように、住んでみると「思ってたのと違う」ことが出てくるのだ。そこに素早く、定期的に寄り添い、“暮らし”が豊かになるサポートを行う。それが工務店の指名だと考えている。

アフター定期訪問で行うことは多岐にわたる。単なる補修・修理だけでなく、何に困っているかをヒアリングして、その解決方法を伝える。例えば木製品の手入れ。

褪せたテーブルに艶を取り戻すには?
しつこい黒カビを取り除くには?
ふすまの滑りを良くするためには?

実践を交えながらレクチャーする。

一銭にもならないことに、なぜ力を入れるのか? そう思う人もいるかも知れない。実は我々にも3つのメリットがある。

ひとつは、お施主さんの“安全”を管理できること。我々とお施主さんとの間には、先程触れたように親戚のような関係性が築かれている。「困ったことがあったら、とりあえず我々に連絡」という習慣ができている。すると、怪しいリフォーム業者に引っかかることがない。荒い補修工事によって美観を損ねることもない。家でのトラブルは、すべて信頼の置ける業者が対応する。

二つ目は、家の経年変化をつぶさに観察できることだ。木の外壁は年数を重ねるとシルバーグレーに変化する。真鍮の取っ手は、手で触れるところから鈍く輝き出す。その変化は地域、天候、日当たり、立地などにより微妙に異なる。直に観察することで、これから建てる家の設計にフィードバックしていく。

三つ目は、“親戚のような付き合い”そのもの。売り手と買い手の枠を超え、暮らしのパートナーとして認識してもらう。お子さまが生まれたら抱かせてもらい、祝福する。庭のもみじが紅葉したら、それを眺めながらお茶を飲む。そんな日常を共有させてもらい、我々は“ものづくりの原点”を再確認する。

「完成からはじまる家づくり」が弊社の理念だ。

ある打ち合わせにて、社長はこう話していた。
「家には時限爆弾が仕掛けてあるんです。住んですぐには気づかないけれど、あるときふっと、設計の工夫に気づく」

例えば玄関。靴を履くところの近くに、細い丸棒の柱を立てておく。その横には、膝くらいの低い位置に棚を。子どもは柱を掴んでぐるぐる回ったり、登ったりして遊ぶ。棚は歳時の飾りをしつらえる飾り棚に。

子どもが巣立った頃、柱と棚は役割が変わっている。棚は、靴を履くときの一時的な腰掛けに。柱は、靴を履いて立ち上がるときの手すりに。

「『あれって、そういう意味だったんですね!』って笑顔で言ってもらえたら、設計士冥利に尽きますよね」

12月1日、日曜日。

そんなわけで我々は、今日も鹿児島中を走り回る。お施主さんの笑顔に会いに行くために。

【天狼院から転載】「家を建てるなら、まず弁当から」とある地方工務店の取り組みレポート

*この記事は、「天狼院書店」に掲載された記事を転載したものです。


あなたの家の廊下は広いだろうか? 狭いだろうか?

こう聞かれて、即答できる人は少ないと思う。大抵の人は「えっ……と?」と言葉に詰まるはずだ。それは、

「初対面でいきなり何聞いてんの、この人」

と不審に思う気持ちもあると思うけれど、そもそも廊下の幅の“基準”というものが、あなたの中にないから答えられないのだ。

例えば、身長2メートルの男性を街で見かけたとする。あなたは友人に「さっきめちゃめちゃ大きい人が歩いてたよ!」と話すことができる。それは、日本人男性の平均身長は170センチくらい、という“基準”がなんとなく頭にあるからだ。

では、廊下の幅の“基準”とはなんだろう?
その答えのキーとなるのが「お碗」である。

お椀の直径は4寸(約120ミリ)。これは、日本人が片手で持てるジャストサイズだ。

お椀は、お盆に乗せて運ぶ。伝統的なお盆は、お椀を2×2で4つ乗せられる大きさに作られている。つまりお盆の幅は、8寸。

料亭では、このお盆を持って中居さんが廊下を行ったり来たりする。廊下は、中居さんがお盆を持っていてもすれ違える幅がなくてはならない。

つまり廊下の幅は、16寸。これが廊下の幅の“基準”である。

住宅建築では、このような“基準”がたくさんある。いわば「暮らしのものさし」だ。この「暮らしのものさし」を実践で学ぶため、弊社で取り組んでいるのが、スタッフ全員参加の弁当づくりだ。

自己紹介が遅くなったが、私は鹿児島の小さな工務店に務めている。スタッフは18名。スタッフ全員参加の弁当づくりは通称「ベガ弁」と呼ばれている。“ベガハウス”という社名にちなんだもので、月に1回、全員がお弁当を作ってきて、お昼に発表している。

「ベガ弁」にはひとつだけルールがある。それは、テーマを守ること。毎月、食材や調理法でテーマを設けて、それに準じたお弁当を作らなければならない。先月は「たまご」で、三色そぼろやオムライス、たまごサンドなどが並んだ。

出揃った弁当の中から、その月のNo.1を決める。審査するのは現役ママでもあるパートさん3名だ。どうせ作るからにはNo.1になりたい。女性スタッフだけでなく男性スタッフも割と真剣である。

スタッフ全員の弁当と審査の様子はブログで公開しており、お客さまはもちろんスタッフの家族からも「弁当から人柄が見える」と好評だ。

住宅をつくる工務店が、なぜ弁当づくりに力を入れているのか?先程の廊下の話を思い出してほしい。実は、弁当も立派な「暮らしのものさし」なのだ。

弁当をつくるのは、当然キッチンである。
住宅においてキッチンは主要な設備のひとつだ。朝・昼・晩の調理に食器洗い。1日の中で過ごす時間の長さを考えても、家事のメインステージはキッチンと言える。

そんなキッチンだから、お客さまも当然こだわる。いろんな要望が飛び出してくる。それに応えようと、こちらも必死で頭をひねる。キッチンを考えるには、やはり使ってみるのが1番。「使ってみる」といっても、インスタントラーメンを作るって言うんじゃ話にならない。

そこで弁当である。

弁当には、ご飯、主菜、副菜がすべて入る。最近はスープジャーも登場し、汁物も持ってこれるようになった。つまり、弁当には料理の基本が詰まっているのである。これだけの品数を効率よくつくろうと思ったら、キッチンをフル活用しないといけない。シンクで米を研ぎ、作業スペースで野菜を切り、コンロでは煮物と炒め物を同時に火にかける。そうやって作業を並行して進めると、様々な不便に気づく。

「シンクから冷蔵庫までの距離を、あと15センチ近づけたら1歩で手が届くのに」

「子どもと2人で料理するから、作業スペースは子ども用まな板1枚分広いほうがいいな」

この気づきは、弁当づくりから生まれた新しい「暮らしのものさし」のタネだ。このタネの数が多ければ多いほど、一つひとつの家族に合わせたキッチンのアイデアや、間取りや、寸法が生まれる。

技術の進歩は本当に目まぐるしく、それはキッチンにも影響している。平成の間だけでも、食器自動洗浄機(食洗機)が標準化し、火を使わないIHコンロも広く普及した。キッチンが変われば、作る料理も変わるだろう。料理が変われば、使う食器も変わるだろう。食器が変われば、ダイニングテーブルの大きさも変わるかも知れない。

キッチンの変化は、とどのつまり、家全体の変化に直結している。そういった変化に対応できるよう、我々は弁当づくりを通してタネを拾い集めているのだ。

良いキッチンづくりが、良い家づくりにつながると信じて。

これは弊社に限ったことではないのだけど、もしあなたがモデルハウスなどを見学したとして、「素敵なキッチンだな」とか「使いやすそう」と思ったら、「設計士さん、いい仕事してますね」と褒めてあげてほしい。とっても美味しい料理を食べたときにシェフを呼び出す、あの感覚で。

ベガ弁!-スタッフたちの弁当No.1争奪戦-19.11

男性・女性問わず、キッチンに立つべし!料理をしない人が、どうしてキッチンのご提案ができようか!というわけで、「ベガ弁!」今月もいってみよー!

「ベガ弁」とは

月に一度、スタッフが弁当を持ち寄って、誰の弁当がNo.1かを競う、それが「ベガ弁!」です。毎月テーマを設けて、「テーマに合っているか」「彩りはきれいか」「栄養のバランスは」などの観点から総合No.1を決めます。審査員は、現役ママでもある弊社のスーパーパート隊3名です。

今回のテーマは「炊き込みご飯」

「……あれ?10月から更新がないけど、1回で終わっちゃった?」
そう思いました?いえいえ!やってますよ!私が更新をサボり続けただけです 汗。大変申し訳ありません!
今回は11月15日(金)に開催された第2回大会の模様をお届けします。テーマは「炊き込みご飯」!年の瀬真っ只中ですが、気持ちを秋ど真ん中に戻してご覧ください!

お弁当紹介!

さぁ!今回も16名がエントリー。どんどん紹介していきます!

設計 織田さんはかぼちゃとしめじの炊き込みご飯!かぼちゃの黄色がきれいですね〜。野菜たっぷりでヘルシーです。

ディレクター 清水さんのお弁当は、ちょい変化球のパエリア!さすが弊社のシティーボーイ、シャレてますが、入れ物がタッパーというのが、前回同様評価を下げてしまうかも……。

プランナー 長田さんはエビとタコの炊き込みご飯。シンプルですが、きれいにまとまってますね。「前回よりも盛り付けに気を使った」とは本人談。

ハイッ!そしてこれは私。広報 塚本は鮭とコーンの炊き込みご飯。前回の「ミニオンズ」は惨敗に終わりましたが、今回の「ダッフィー」はどうでしょう?だいぶキャラ弁ぽくなってきてません!?

アフター担当 坂元さんの炊き込みご飯はさつまいもとニンジン、鶏肉で具だくさんですね!彩りのミッキーが、まさかのディズニーかぶり。

テクニカル 日置さんは男の日の丸弁当!鶏肉とネギの炊き込みご飯がギューギューに詰まってます。「あまりにも地味だったから」と、真ん中にゆで卵を持ってくる当たり、審査員の目を意識してますね。

設計 小齊平さんも「彩りがきれいな方が評価されるみたいだから」と、前回よりかなりカラフル!静かなる闘志を感じます……燃えるゼ。

テクニカル 白澤さんは、相も変わらずの弁当男子っぷりを発揮!品数で勝負です。そしてかなり健康的。見習わなければ!……けど、入れ物の統一感のなさが評価を下げる気がします。

……さ、今回も問題作を持ってきたのはプランナー 谷さんです。なんと、土鍋と具材を持ってきて、会社で炊き上げるという暴挙に!彼いわく、「風呂敷に包んで持ち歩ければ弁当でしょ?」と。……いや全然納得できん!

「ほら!めちゃめちゃウマそうですよ!」と炊きあがった鶏肉を切り分ける谷さん。……美味いか、美味くないかが問題じゃないんだけどね。隣で呆れている日置さん。本当に呆れています。本当に。

気を取り直して、テクニカルの上塘さん。ちょっと写真の雰囲気が違うの分かります?実は、現場から送ってもらった写真なんです!トマトソースあとがけの唐揚げはとっても美味しそうですが、肝心の炊き込みご飯が見えていないのが難点か!?

テクニカル 石亀さんのお弁当は……これ何の炊き込みご飯ですか?「オリーブですよ」オリーブ!へぇ〜〜〜、オリーブ!めちゃめちゃカッコいい……今回で1番真似してみたいやつでした!

ディレクター 上大川さんのは……ん?里芋の炊き込みご飯にさつまいものフライに里芋の煮っころがし…って芋ばっかりやん!
実はこれ、お弁当忘れて、会社のキッチンにあったもので作った即席弁当なんです。いっつも弁当作ってくるのに、ベガ弁の日に忘れるってドジすぎる……。

……さぁ、今回の問題作は谷さんだけじゃありませんでした。テクニカル 植田さんは五目ごはん……

カニ!!!
カニよ!!!
カニのインパクトが強すぎて炊き込みご飯が目に入りません。ちなみにカニ入りのお味噌汁らしいですよ。

経理 福迫さんは、ココット風の入れ物でとっても可愛いですね〜!「100均に売ってたんですよ」。ふぇ〜最近の100均はおしゃれですね。栄養のバランスもバッチリ!

そして!前回王者・設計 赤崎さん。和食で落ち着いたトーンですが、さすがの出来栄え。収まりがきれいです。今回も優勝候補筆頭か!?

最後はディレクター 垣本さん。鮭の炊き込みご飯に、あとのせでイクラとシソを散りばめた贅沢弁当!「北海道物産展に行ってきたんで」と言ってましたが、「金額的に反則や!弁当のレベルを超えてる!」とスタッフからは非難ゴウゴウでした 笑

いざ、審査!

というわけで、全16種類のお弁当が出揃いました!まずは、社長賞の発表!

「んーーーっとね……」

「これ!」
なんと!植田さんのお弁当!なぜですか?
「え?だってほら、カニが……」
まさかのカニが高評価!今回の審査、波乱の予感です……。

続いて、スーパーパート隊、Sさん、Oさん、Nさんの審査が始まります!主婦目線の厳しいジャッジ!例えば……

「お弁当のフチにご飯粒ついてるね〜」

「パエリアにしめじはなくない?」
あまりの切れ味の鋭さに、隣で聞いていた私は気絶寸前。必死でシャッターを切りましたよ。

さぁ、そんな厳しい審査をくぐり抜け、3人のお眼鏡にかなったお弁当はコレだ!まずは個人賞の発表です!

Sさん賞、Nさん賞は長田さん!
Oさん賞は垣本さんでした!
そして栄えある第2回優勝者は……

長田さんのお弁当!Sさんの強い推しもあり、こちらで決まりました。やはり、入れ物の選び方、彩り、見た目への気配りなどが高評価につながるようです!

というわけで第2回ベガ弁!の優勝者は、プランナー 長田でした!第1回、第2回と女性陣が優勝。次回は男性陣にも頑張ってもらいたいですね!

ベガ弁!は毎月開催。次回のテーマは、クリスマスを意識して「チキン」です。ブログの更新は年明けになってしまいますが(すみません!)、ぜひ、気持ちを2019年に戻してご覧ください!

アフター定期訪問「ベガイク」-家を巡り、原点に帰る-19.12.1

12月1日、日曜日。本日からシワスッ!(グワシッ!と同じ言い方で)という日に、本年最後のベガイクへ行ってまいりました。なかにはクリスマスの飾りをしつらえて、迎えてくださるお施主さまもいらっしゃいました。皆さまにとって本年はどんな一年だったでしょう?良い締めくくりになるといいですね。

さて、毎月第一日曜日はアフター定期訪問「ベガイク」の日。「ベガイク」は、8ヶ月おきにお施主様邸を拝見させていただいて、家の状態を確認したり、メンテナンス方法をお伝えしながら、ともに家を育てる、ベガハウスの活動です。その様子を少しだけご紹介します。

中庭に訪れた冬。

1邸目は、中山のH様邸。中庭に朝の光が差し込んできれいでした。アラジンのストーブもいい感じですね。昔ながらの暖の取りかたも、味わい深い。

こちらのお宅では、外構の基礎部分にクラックが。お施主さまにもその場で確認いただきました。家の躯体や性能には直接影響のない部分なので経過観察。また8カ月後に確認します。

お引渡しから8カ月。

つづいては、今回はじめてとなる山田町のM様邸。お引渡しから8カ月。焼杉はまだまだプックリ、元気です!当たり前ですが 笑。嬉しくてつい、ご報告です。

薪ストーブのぬくもりと癒やしの炎

M様邸には、ダイニングの脇に薪ストーブがあり、お伺いしたときにもパチパチといい音をたてながら炎が上がっていました。……薪ストーブ、とっても良いですね。「暖房器具」としてだけなら、それはエアコンのほうが便利かもしれませんが。

薪ストーブには火を起こし、それを眺めるエンターテイメント的楽しみがあります。

ちなみにご主人は、お伺いしたとき「薪づくり」の真っ最中でした 笑。雑木をチェンソーで切っているのは、ご近所の農家さんです。

ロールスクリーンのあれが……

お困りごとを伺うと、「ロールスクリーンが……」と奥さま。見ると、スクリーンを上げたり下げたりする紐が、こんがらがっていました。やんちゃざかりのお子さまのシワザですね 笑。

業者さんの力を借りて、根気強く解いていくと……

じゃーーーん!
もとどおり!きれいになりました。

恒例の床下点検です

さて、私しか楽しんでいない「床下潜るときコーデ」。今回はディレクターの垣本さん。お子さまたち興味津々!

というか入っちゃいました!「あ!あっちだ、あっちにおじちゃんいる!」と大はしゃぎ。お引渡ししてすぐなので、とてもきれいな床下でした!

お昼はご主人の本格チャーハン

ひと通り検査が終わると「お昼食べてくでしょ?チャーハン作るからさ」とご主人!「はい!ごちそうになります!」と今日イチの返事をするベガスタッフ 笑。

見事な中華鍋さばきで、手際よく調理が進みます。その姿は「王将」のベテランスタッフさながら!

立ち上る湯気が食欲をそそります。当然ながら、スタッフがおいしく平らげました。

お施主さまから学ぶ

ベガイクでお施主さまのお家を回ります。毎月元気をもらいます。現在、約370邸。ひとつとして同じお家はなく、住まい方も全然違います。

お悩みも、暮らしの工夫も様々で、毎回発見と学びがあります。そして、温かく迎えてくれるお施主さまに、私たちの仕事の原点を見ます。

住まい手の「暮らし」を建てる。

新築時が頂点で、そこから下り坂の家ではなく、長く住み続けることで暮らしが育まれ、お施主さまの個性がにじむお家。そんなお家をこれからも、つくり続けたいなと思うのです。