ベガ弁!-スタッフたちの弁当No.1争奪戦-20.03

男性・女性問わず、キッチンに立つべし!料理しない人が、どうしてキッチンのご提案ができようか!というわけで「ベガ弁!」、今月もはじめます!

「ベガ弁!」とは?

月に一度、スタッフが弁当を持ち寄って、誰の弁当がNo.1かを競う、それが「ベガ弁!」です。毎月テーマを設けて、「テーマに合っているか」「彩りはきれいか」「栄養のバランスは」などの観点から総合No.1を決めます。審査員は、現役ママでもある弊社のスーパーパート隊3名です。辛口です。

今回のテーマは「イタリアン」

前回の「中華料理」につづき、今回も属性しばりです!ただ、「イタリア料理」ではなく「イタリアン」というのがミソ。

“イタリア料理っぽい”味付け、盛り付けなども良しとします。でないと皆、パスタばっかりになっちゃうので!

お弁当発表!

今回は15名がエントリー!トップバッターはこの人!

……ん?
…………んん?
テクニカルの植田さん、これお弁当?

「そうですよ」

…………んんん〜〜〜?いや、アウトじゃね?

中身は……やっぱピザだよね!生地から手作りのピザらしいのですが。めちゃめちゃうまそうなのですが。

デリバリー感がすごい。

これ、どうなんかなぁ?
最近、ある人物の悪影響で、“弁当箱を飛び出す”人がちらほら。次のディレクター上大川さんも……

カッティングボード乗ってるし!
デートでピクニックとかに持ってくやつじゃんコレ!カワイイんじゃけどねぇ。

弊社はキッチンがあるので、それを利用するのは構わないんですが、“お弁当箱にどう盛り付けるか?”も大事なポイントなので、そこは守っていただきたいですね(ガチダメ出し)。

ちなみに上大川さんの直属の上司であるプランナー長田さんはこんな感じ!特製バーニャカウダです!ちゃんとお弁当箱に収めてます。

「ランチなんで、バーニャカウダソースはにんにく抜きで仕上げたんスよ」

乙女や〜ん。素晴らしい気遣いですね!

いや食べるときは盛り付けるんかい!
美味しそうだけど、お弁当だからね!

さ、どんどん行きましょう!次はベテランチームのお弁当を3つ。まずはアフター担当坂元さん!

指宿出身ということで、そら豆づくしです!ブルスケッタまで作ってるなんて!いつもより彩りもキレイですごい!と思いました。もしかすると、もしかする?

いやいや、経理の福迫さんのほうがすごかった!なすミートにタコのマリネに鶏のソテーに、デザートまで!今日は運動会か?と思うくらいの豪華さです!さすがや!

設計の小斎平さんのお弁当、まさかのペンネ&白ごはん!炭水化物&炭水化物!

「いや、イタリアンって難しいよ〜」

そうなんですよねぇ。なんか、お弁当として“映える”料理があんまりないんですよ、イタリアン。僕もめっちゃ悩みました。最終的に行き着いたのがコレです。

パニーニonカリメロです!パニーニはイタリアのホットサンド。そして

カリメロはイタリアのアニメ

なんです!知ってました?カリメロの黒を表現するために、あえてパンの表面を焦がしています。あ・え・て・ですよ!ちょっとやり過ぎた感ありますけど。

このままミドルチーム行きましょう、設計織田さんは和伊折衷!ケチャップライスにハムとチーズとピーマンをトッピングしたピザ風おにぎり!

食べるときはコンソメスープをかけてライススープ風に。洒落とります!

テクニカル垣本さんはジェノベーゼにカプレーゼ、白身魚のムニエルをぎゅぎゅっと詰め込んだお弁当。

……真ん中のは、にんじんシリシリ?……じゃないですよね!きっと何かのイタリアンのはず!

続いてテクニカル石亀さん。まぁ〜毎回言ってますがキッチリしとる!美しい弁当です。撮影のときに偶然スーパーパート隊も居合わせたのですが、そのキッチリさに感嘆の声を漏らしておりました。

ここからは20代の若手チーム!テクニカル日置さんは今回からお弁当箱をチェンジ!品数も彩りも増やして挑戦です。というのも前回、

「青い弁当箱は食欲がなくなるからイヤ」

というダメ出しを食らったからでして……。さぁ、リベンジなるか!?

ところでみなさん、お気づきでしょうか?今回はテーマがイタリアンということで、赤、白、緑というイタリアの国旗のカラーリングを意識している人が結構いますよね!

その最たる例がこの白澤さんのお弁当!ダブル国旗ですよ!……白澤さん、右の弁当箱の、白の部分てなに?

「大根ですよ」

大根!?めちゃめちゃ和だね!というか右の弁当箱、ほぼ素材じゃん!

さて、ね。残るは前回優勝のディレクター清水さんと、唯一の2回優勝、設計 赤崎さんなんですが……。その前に問題児が残ってるのでそれをチャッと済ませますか。

プランナーの谷さん!!

……何してんの?お弁当忘れたわけ?

「いや、ちゃんと用意してきましたよ、材料を」

料理してきなさいよ!……で、何それ?

なんかの生地?あ、分かった!残念、谷さんカブってるよ!ピザでしょ?

「ふふふ、違います。」

丸棒(どっから持ってきたんだ)で伸ばして、切って……うどん?

「いやいや 笑、イタリアンって言ってるじゃないですか」

なんかむかつく。

で、なんなのよ。

「この麺を湯がいて、卵を落として」

チキンラーメン?

「違います。」

チーズをふりかければ……

「カルボナーラの完成です!うまそうでしょ?」

うん、うまそうかどうかは問題じゃないんだ。次行くね?

「え」

さぁ、前回優勝、ディレクター清水さん!ジェノベーゼとミートソースのショートパスタを両脇に、真ん中はレモンチキンステーキ!レモンちゅうのが憎いよねぇ。ボリューミーだけど爽やかなお弁当です。

そして、two times champion!設計 赤崎さん。メインは今回唯一のライスコロッケ!そしてミニトマトのカプレーゼに自家製トマトソースのチキンステーキと抜かりありません!スキがないんですよねぇ〜。

さぁ、15人のお弁当が出揃ったところで、いよいよ審査と参りましょう!

いざ、審査!

まずは社長賞!

「コレ!」と指さしたのは……

福迫さんのお弁当!
理由は「品数に加えて、デザートまで用意していたのはこのお弁当だけだったから」とのこと!心配り、大事ですね!

そして、スーパーパート隊のOさん、Nさん、Sさんによる処刑 審査が始まります!

「そら豆の皮、むいてないですね、このまま食べるの?」

「油たれてますね。生地はもうちょっと焼き色つけてほしかったな〜」

「こうやって写真で並べてみると、“立体感”って大事ですよね。なんかこう、グァー!と迫ってくる感じというか」

「平たいよりも、膨らみがあるほうが、写真にしたときにバシッときますよね」

……え、今お弁当の話してます?

皆のレベルが上ってるのもあるんですが、もはや要求が料理の話じゃありません(泣)そんな中、ちょっと和んだ瞬間がこちら。

「日置さん、生ハムでバラ作ってる〜!カワイイ!」

日置さんのビジュアルを知らない人がほとんどだと思うので補足しておくと、めちゃめちゃカラダの大きな人が細かな作業しているのがカワイイ!ということです。

日置さんってどんな人?と思いました?『モンスターズ・インク』のサリーを思い出してください。あんな感じです。

そんなわけで個人賞の発表と参りましょう!

Sさん賞、日置さん!

Oさん賞、Nさん賞、なんと私、塚本!うっっわ、まじか。個人賞を2人からもらうって、総合優勝にかなり近くないですか?

最終選考に残ったのは(谷さんのを省いた)中央の4つ。ここから、3人の意見がなかなか合わず、選考は難航します。

どうなる私のカリメロ……(ドキドキ)。

「……決まりませんね」

「そうですねぇ」

「…………」

「ここは思い切って、1番食べたいお弁当にしましょう!」

「あ、じゃ焦げてるのは無理♡」

ズッッッコーン!!まじかよ!

いきなりカリメロの首、ハネやがった!

さっきまでかわいーおいしそー言ってたやん!

というわけで、最終的に決まったのは清水さんのお弁当!なんと、前回に引き続き連続優勝です!

放送席放送席、総合優勝した清水さんに一言いただきたいと思います!

「トマトがシワシワになっちゃってたので、そこを切られるんじゃないかと心配してました 笑」

あぁ、しみちゃんは前々回の「凶悪ピースサイン事件」の被害者ですからね。心中お察しします。

「実は、さり気なくイタリアンカラーでまとめていたので、そこが今回のポイントですね」

ほんとだ!ジェノベーゼが緑、レモンチキンステーキが白、ミートソースが赤だったのね。さすがはうちのシティボーイ!

というわけで、第6回大会は清水さんの連続優勝で幕を閉じました!

次回は4月、新年度ということで、「初めて挑戦する料理」=「初飯」をテーマに、お花見しながら開催予定!

お楽しみにー!

アフター定期訪問「ベガイク」-家族が自然と集まる場所を-20.3.1

3月1日、日曜日。あいにくの雨模様。新型コロナウイルスの影響でしょうか?心なしか行き交う車も少なく感じました。お施主さま、そしてこのブログを読んでくださっている皆さまの健康を切に祈るばかりです。

さて、毎月第一日曜日はアフター定期訪問「ベガイク」の日。「ベガイク」は、8ヶ月おきにお施主さま邸を拝見させていただいて、家の状態を確認したり、メンテナンス方法をお伝えしながら、ともに家を育てる、ベガハウスの活動です。

この記事では、お施主さまから「暮らしの所感」をお聞きしています。ここが良くて、ここに困っている、という率直なご意見です。

日置市東市来町_Kさま邸

「祖父母が隣に住んでいるので、何かと助けられました」

築12年のKさま邸。ご夫婦と2人の子どもの4人暮らしです。お子さまはそれぞれ、14歳になる男の子と10歳の女の子。

目の前を小川が流れる素敵な立地。ここはご主人の実家の隣で、もともと曽祖父の家が建っていた場所なんだそう。

「子どもが小さいときには、祖父母の家で遊んでもらったり、夏休みなどは、共働きだったのでとても助かりました」

ただ、周りを田んぼに囲まれた静かな場所。公共交通機関も近くにないので、お兄ちゃんは今、少し退屈そうとのことでした。

「暮らしの中心が1階に集まっていて、とても便利です」

Kさま邸は、LDKを中心に水回りなどがコンパクトにまとまっています。不要な廊下やスペースがなく、掃除も簡単だそう。

「収納が欲しいと思ったことはありません。キッチンも、子ども室も、リビングも、必要十分なだけの収納があったので。あとは少しの工夫で生活できていますよ。」

家族はみんな、リビングに集まります。フルオープンできる開口からは、表を流れる川を眺められる、居心地の良い空間です。子どもたちはリビングテーブルやキッチンカウンターで宿題をして、ご主人は新聞を読んだりテレビを見てリラックス。

リビングには小上がりの畳スペースが隣接しています。お子さんが小さい頃は、ここで昼寝させたりしていたんだそう。大きくなった今では、学校に行く前の準備や、塾・部活の道具をここで整理するんだとか。

「キッチンから目の届く範囲で子どもも過ごしてくれるので、子育てには良かったなと思います」

〈これから家づくりをされる方へ〉

「ごはんを作る人が、その環境を決めたほうがいいと思います。使いやすさや家事動線など、自分で『ごはん作るぞ!』と毎日スイッチを入れられるように。私の場合は対面キッチンと、キッチン裏のパントリー。これは採用してよかったなと思ってます。」

「あとはアフターサービスですね。うちのように10年を過ぎても8ヶ月おきに定期点検に来てくれて、台風や大雨のときにも連絡をくれる。何かあったときに頼れるのは、安心感がありますよ」

昨年の大雨のときの写真。そのときの状況を教えてくださいました。大変なときにこそ寄り添える、そんな工務店でありたいと常々思っていますが、Kさまの言葉で報われたようで、とても嬉しい瞬間でした。

日置市東市来町_Mさま邸

「人をお招きできる家になって、よかった」

築14年のMさま邸。2人の息子さんがいらっしゃいますが、20歳で大学生のお兄ちゃんは県外へ、14歳の弟さんも中学校の寮に暮らしているとのことで、今は夫婦2人暮らしです。

家づくりは、お兄ちゃんが小学校1年生のとき。弟さんが生まれて、そのときお住まいだったアパートが手狭になったことがきっかけでした。

「人をお招きできる家になって、よかったなと思います」

と奥さま。

ご夫婦それぞれの両親はもちろん、奥さまのご友人がふらっと訪ねてきて、リビングでお茶を楽しむことも多かったそうです。息子さんがお住まいだったときには、息子さんのお友だちが宿泊することもありました。

Mさま邸に人が集まる。その訳は、間取りにあるように感じます。玄関を抜けるとLDK。そこに繋がる、二間続きの和室。手前は、リビングを拡張する客間。奥は寝室として使われています。

「リビングにソファを置きたくなくて。小上がりの和室があれば、そこに腰掛けることもできて居場所ができるでしょ。それに、小上がりにすることでホコリが和室に上がっていかないんです。」

この小上がり和室、不思議な吸引力があります。息子さんのお友だちが遊びに来ても、子ども室に行くのではなく、自然と小上がりに座ってリビングで遊び始めるんだとか。

ご夫婦の居場所ももっぱらリビング。

「主人は書斎もあるのに、ね」

と奥さまは笑います。

フローリング主体ではなく、和室のある重心の低い暮らし。日本人に馴染み深い間取りが、「人を寄せる家」を生み出している。そんな気がしました。

広いお庭ができたこともアパートにはない魅力。お子さまとキャッチボールを楽しんだり、バーベキューをしたり。暮らしの楽しみが増えました。

「収納は、もう少し考えておけばよかったかな」

収納は、「いまひとつ」な部分があるそう。

ひとつは、大型家電の仕舞う場所。クローゼットの下段にはうまく入らず、今は上段に仕舞っているそうですが、将来に不安があります。もう一つは床下収納。湿気が溜まりやすいこと、高さに制限があることから仕舞うものを選ぶので、使い切れていないということでした。

〈これから家づくりをされる方へ〉

「敷地の全てを“家”として考えてくれる会社さんにお願いされるのをおすすめします。お家はキレイでもお庭は更地だったり、街の風景に馴染んでいない家を見ると、もったいないなぁと思うので」

敷地に対して、住宅を建てられる面積は約50%。残りの半分をどう計画するかは、暮らしてからの満足度に影響しそうですね。

「あと、設計士さんの意見にはしっかり耳を傾けましょう 笑。太陽の動きを考えての窓の配置とか、玄関の広さとか、住んでから『あぁ、いいね』と思うことが沢山ありました。私たちでは考えつかなかったことです。」

お子さまが大きくなって、2階の子ども室で勉強するようになったとき。キッチンの一部を吹き抜けにすることで、2階の気配が伝わったり、声を掛け合ったりできることが、奥さまの安心につながったといいます。年月を重ねることで見えてくる設計の工夫。これも、私たちが大切にしたいことのひとつです。

ベガ弁!-スタッフたちの弁当No.1争奪戦-20.02

男性・女性問わず、キッチンに立つべし!料理をしない人が、どうしてキッチンのご提案ができようか!というわけで、「ベガ弁!」今月もいってみよー!

「ベガ弁」とは

月に一度、スタッフが弁当を持ち寄って、誰の弁当がNo.1かを競う、それが「ベガ弁!」です。毎月テーマを設けて、「テーマに合っているか」「彩りはきれいか」「栄養のバランスは」などの観点から総合No.1を決めます。審査員は、現役ママでもある弊社のスーパーパート隊3名です。辛口です。

今回のテーマは「中華料理」

季節ともイベントごととも関係のない、何の脈絡もなく「中華料理」です!だってみんな好きでしょ?中華。

ちなみに、「カニ玉」「エビチリ」など、日本でメジャーな中華風?も中華に含みます。「王将」のメニューにあるものはすべて中華である(暴言!)

では、さっそく見ていきましょー!

お弁当紹介!

トップバッターはテクニカル白澤さん!……そぼろと卵で何を表現しているか、分かりますか?そう、中国の国旗です!

まぁね、「ちょっと細工してみようかな?」ってチャレンジは認めましょう。最初はこんなもんだよね、

分かる!分かるよ白澤さん!僕も最初はそうだった!

ちなみに、私が最初に挑戦したキャラ弁「ミニオン」の残念さはこちらからご覧ください。

それが、どうでしょう!これが今日(こんにち)の私ですよ!

パンダが天津飯の布団かぶって寝てますよ!キュートでしょ?どうせこういうのをキュートっていうんでしょ?

ここまで成長した自分を、自分で褒めてあげたいと思います!(古っ)

……すいません、始まりからテンション高くて。会心の一作だったもので。

気を取り直して、アフター担当坂元さんのお弁当。ホイコーロー丼と中華丼です。……ん?どっちも丼?どっちにもご飯入ってるんですか?なんで?

坂元「え、なんでって、ねぇ(笑)」

え…なんで笑ってんですかコワー。坂元さんは不思議ちゃん(46歳)ですが、お弁当も不思議ですね。

上大川「マーボー丼とエビチリ丼です!」

ってもう一人いたわ。ディレクター上大川さんのお弁当。なんかどっちも赤いし、なんでどっちも丼なのよ?

上大川「え、なんでって、ねぇ(笑)」

コワッ!

もういいや、次行きましょう。

設計 織田さんのお弁当。めーちゃめちゃシンプルですね 笑。けど、シュウマイは今回唯一な気がします。そして肉団子スープうまそ……。ラピュタのね、あれ、思い出しますよね。

「おっちゃん、肉団子2つね!」

2月に入り、寒い日が増えたからでしょうか?スープジャー率が上がっています。汁物があると、ご飯の満足度も増しますもんね。

こちらはプランナー長田さんのお弁当。よだれ鶏に麻婆豆腐、玉子スープでございます。彩りもきれいな中華定食ですね。

こちらもスープジャーつき。以前、

カニをまるごと一匹ねじこんだお味噌汁

でド肝を抜いた、テクニカル植田さんのお弁当です。

前回優勝の彼、今回もきれいにまとめてきましたね。チャーハンに酢豚に唐揚げ、ワンタンスープ!

え?唐揚げは中華じゃないって?言ったはずですよ、「王将」のメニューにあるものはすべて中華だと!

安定感抜群の経理 福迫さんのお弁当。肉団子、餃子、麻婆豆腐と人気メニューを抑えつつ、彩りのカニカマアレンジがきれいですね。

どうでもいいですが、弁当ビギナーには福迫さんみたいに「餃子1個」というのができません。いっぱい入れたくなります。だってどうせ作るならいっぱい作りたいし……。

……で、こうなるわけです。餃子、3つに見えますけど、下にも敷き詰められてますからね、6個です!これは、テクニカル日置さんのお弁当。

弊社1、2を争う大食漢。相変わらずの豪快弁当ですが、真ん中のナムルは韓国料理ね。中華ちゃうので減点です〜。

そして、弊社1、2を争う大食漢のもう一人、ディレクター清水さんのお弁当。前回、最終選考に残りながらも、

まさかの無冠に終わった清水さん 笑。

今回はイケたでしょ!チャーハン、エビチリ、水餃子にカシューナッツ炒めでメニューばっちり!そして彩りもバッチリ!これで優勝できなかったらウソだ!がんばれしみちゃん!

お次は設計 赤崎さんのお弁当。見て!パンダがアスパラ食べてる〜かわいい〜!

……っておい!パンダかぶってるから!

そして今回も、私のよりクオリティ高いから!リアリティあるパンダずるい〜そんなの作れんわ 涙

最後はスマート男子のスマート弁当2品で締めましょう。

テクニカル 垣本さんのお弁当。今回オンリーワンのバンバンジーに、辛党としては外せなかったのでしょう、麻婆豆腐。

手堅い!

そしてテクニカル石亀さんのお弁当。酢豚ならぬ酢鶏にチャーハン。実にスマートです!性格が現れますよねぇ。きっちりしとる。

ちなみに、石亀さんは容姿・身なりもスマートですので、弊社に来られることがあればぜひご覧ください 笑

さ、全員のお弁当が出揃ったところで、いよいよ審……え?

なによ谷さん、僕がまだだって?

いいのよ谷さんは最初から数に入ってないんだから

……え?いいからキッチンに来てほしい?めんどいなぁ。……すみません、ちょっと谷さんの茶番にお付き合いください。

谷「これが今回の僕の弁当です!」

……どれ?

谷「だからこのセイロが」

セイロって自分で言ってんじゃん、それは弁当じゃありません!

谷「ふふふ、もうすぐ出来上がりますからね」

……聞いてないな。何作ってきたんですか?

谷「それは、、、これだぁーー!」

谷「生地から手作りした、角煮まんです!!」

おぉ、さすがに蒸したて、いい匂いしますね。これ、下の段は何入ってるんですか?

谷「え?」

いや、セイロが2段あるでしょ?上は角煮まん、下は?

谷「角煮まんです」

え、今日のお昼、角煮まん4つ?

谷「角煮まん4つです」

…ヤベー。

ちょっともう、関わりにならないほうがいいレベルですね。

というわけで、プランナー谷さんのお弁当?です。

結局、この人が1番ベガ弁を楽しんでるんだよなぁ。

いざ、審査!

さぁ今回も、「社長賞」から参りましょう!

大迫「んん〜、難しいなぁ。」

そうでしょう!みんなかなり上達してますからね!

大迫「これ!」

……なんでですか?

大迫「こっちのパンダのほうが芸が細かいから」

ほらぁ!パンダで潰し合ってるじゃん!次は負けないからな!

つづいてスーパーパート隊の審査。辛口でお馴染みの3人組ですが、お弁当を見るなり予想外の一言が。

「……みんな腕、上げましたね。」

はるか天空の城から見下されてますが、お褒めの言葉をいただきましたよ!これはまさかのダメ出しなしか!?

と思いきや。

白澤さんのお弁当を指さした!やはり星の形がいびつだったのがいけなかったのか?

「コレってそもそも中華料理ですか?」

っっっそこかい!!……確かにそぼろご飯は中華料理ではないです。これで白澤さんは審査対象を半分失ってしまいました。

「今さらですけど

青い弁当箱ヤだな。食欲落ちちゃう」

えぇ〜。分かりますけど……えぇ〜〜?やっぱ今回も厳しいです。清水さんの、しみちゃんのお弁当だけはご勘弁を!

ズムっ!

あぁ!しみちゃんのお弁当にまで!やめて〜〜!

「とってもキレイ!美味しそ〜〜!」

おお!やった!お褒めいただいたよ、しみちゃん!

いい流れが来たところで、「個人賞」の発表と参りましょう!

Sさん賞、垣本さん!

Nさん賞、長田さん!

Oさん賞、清水さん!

そして栄えある総合優勝は……!

清水さん!度重なる辛辣なダメ出しに耐え、ついに優勝!おめでとう〜☆

というわけで第5回大会は、清水さんの優勝で幕を閉じました。前回から連続で男性陣の優勝!(人数多いから、当たり前といえば当たり前ですが)みんなの弁当力が上がってきて、混戦状態に。面白くなってきましたね!

次回、3月のテーマは「イタリアン」!中華に続き、ジャンル縛りでいきます。どんな美味、珍品が飛び出すか!次回もお楽しみにー♪

インナーガレージとは?実例まじえてメリット&デメリットを解説します。

※約400邸の実績。一級建築士のいる工務店「ベガハウス」のブログです。

間取りのご要望を聞かせていただくと、高確率で出てくるご要望!それは「車を降りて雨に濡れずに玄関まで行きたい!」です。梅雨時期は特に、車までの少しの距離がおっくうだったり、傘をさす手間が面倒だったり。買い物袋がたくさんあるときも大変ですよね。

ということで今回は、そんなご要望を一発解消する「インナーガレージ」のメリット&デメリットを解説します。おまけで、「車を愛する人のためのインナーガレージ考察」もお楽しみください。

インナーガレージとは?

車を格納するためのスペースを、住宅の一部に組み込んだガレージのことです。「ビルドインガレージ」という言い方のほうが、しっくりくる方も多いかも知れませんね。

シャッターやドアをつけて、車庫のような空間にする場合もあります。車だけでなく自転車やバイク、ベビーカーなどもしまえるので、ご家族で色々な使い方ができそうですね。

インナーガレージの5つのメリット

  • 雨に濡れずに玄関まで行くことができる!
  • 車が汚れるのを防げる!(鹿児島など火山灰がふる地域、黄砂に悩まされている方にもおすすめ)
  • 倉庫と組み合わせると一石二鳥!収納力UP!
  • カーポートの役割を兼ねるので、住宅の外観を損なわない!(カーポートのデザインが好きじゃない……という方におすすめ)
  • 車を動かせば、日差しが強い日・雨の日の遊び場に変身!バーベキューなども楽しめます。

インナーガレージのデメリット

  • 建物本体の坪数の中に駐車スペース分が追加されるので、建物本体の金額がUPする。※カーポート代はいらなくなります
  • 建物の面積が増えるので、固定資産税が増える。
  • 建築面積(建物の外壁や柱の中心線で囲まれた部分)が増えるので、建ぺい率(敷地に対してのおうちの面積)が増えます。

※デメリットに関しては、建築の専門的な部分に関係している上に、支払う金額にも絡むので、実際に依頼をする住宅会社にご相談いただくのをおすすめします。

いろいろなインナーガレージのご紹介

30坪の敷地に建つおうち。車2台分のガレージ。桜島を臨む眺望のよい土地ですので、2階リビングです。

中庭のある平屋のおうち。ガレージ内の暗さを和らげるために屋根に開口を設けて空からの光を入れています。

狭小地に建つスキップフロアの3階建てのおうち。玄関アプローチの隣に1台分を確保しました。外収納とつながり出し入れがしやすいです。

スキップフロアと中庭のある高天井の平屋のおうち。玄関出たらすぐにガレージ2台分。こちらも外収納とつながって外のものを出し入れしやすい。

角地にたつL字型の2階建てのおうち。中庭とつながる場所に1台分を確保しました。軒下を通って玄関へ。

インナーガレージ以外の雨対策

「雨に濡れずに玄関へ行ける」ようにする方法はほかにもあります!軒(のき)を長く出したり、敷地次第では通り抜けることができる「車寄せ」という考え方もありますね。

写真のおうちは平坦な角地でしたので、土地のカドから入って軒の下に停め、そのまま前進で出発できるように設計しています。ちょうど、ホテルのロータリーみたいな感じですね。

車を愛する人のためのインナーガレージ考察

さて、ここからは少しディープなお話になります。車を愛する弊社スタッフに聞いた、「車好き目線のインナーガレージ」です。すでに車を愛しちゃっている方には「分かる!」というお話。

「次の車は大事に乗りたいな」という方にとってもタメになるお話ですよ。

紫外線・火山灰のダメージから大事な愛車を守る

日本中、いや世界中にくまなく放射されている紫外線。乙女の肌の天敵は、実は車の天敵でもあるんです!車体の塗膜にジワジワとダメージを与え続け、新車のときは鮮やかだったボディが、いつしか色あせ、くすんでしまう……。

紫外線量は南に行くほど多くなるので、南国の方ほど注意が必要です。

南国と言えば、鹿児島の方は桜島の火山灰にも要注意!火山灰は細かな粒状の鉱物。硫黄成分なども含んでいます。雨に流されず付着した火山灰は、塗膜表面のクリア層を侵食してしまいます。黄砂も同様に鉱物なので、細かな傷の原因になります。

住宅の壁と天井で囲まれたガレージなら、上からも横からも紫外線と火山灰・黄砂を防いでくれます。

天気を気にせずメンテナンスができる

オイル交換したり、ウィンドウォッシャー液を補充したり、あれこれいじったり。車好きなら、やりたいことがいろいろあります。でも、そんな時に必ず晴れるとは限りません。

ビルトインガレージの床面は、外に向かって水が流れるように勾配をつけてあるので、多少の雨でも気にせず作業ができます。

好きな時に洗車ができる

「今日はいい天気だからクルマでも洗おうかな」

……これ、残念ながらあまりオススメできません。

よく晴れた日に、日光を浴びた車体は思っている以上に高温になっています。屋外で洗車している最中に、ボディ表面の洗剤が乾いてしまったり、洗剤を洗い流したあと、拭き取る前に乾いてしまったことはありませんか?

……それが水染み、水アカの原因。特に濃色車で目立ちがちです。

それを防ぐためには、まだ陽が高く登る前に洗車を終わらせてしまうか、曇りの日を狙って洗うか。かと言って「今日洗いたい!」という時もありますよね。

少し広めのビルトインガレージに水栓を設けておけば、晴れの日でも日射を気にせず洗車ができます。さらに雨の日でも、翌日のドライブに備えて洗車しておく、なんてこともできます。

住まいをつくるなら、愛車にもガレージを。車好きとしては叶えたい夢の一つです。

まとめ

というわけで、「インナーガレージ」の特徴を解説させていただきました。ざっくりまとめると

  • 雨の日のお出かけ・お買い物に便利!
  • 車の汚れや、劣化を防いでくれるし、メンテナンスも楽になる!
  • 外収納と組み合わせれば、収納力も格段にUP!

そのかわり

  • 建物本体の建築費や固定資産税も上がるので、そこは依頼する住宅会社にご相談を!

というところでした。

ご参考になれば幸いです。
ではでは。

アフター定期訪問「ベガイク」-設計の工夫で冬をあたたかく-20.2.2

2月2日、日曜日。雲ひとつない青空。ですが空気はピリッと冷たく、とても冬らしい1日でした。もう2月ですが、ようやく本格的な冬が来たな、という感じですね。絶好のアフター点検日和です!今回は、お施主さまから「暮らしの所感」をお聞きしています。ここが良くて、ここに困っている、という率直なご意見です。

※毎月第一日曜日はアフター定期訪問「ベガイク」の日※

「ベガイク」は、8ヶ月おきにお施主様邸を拝見させていただいて、家の状態を確認したり、メンテナンス方法をお伝えしながら、ともに家を育てる、ベガハウスの活動です。その様子を少しだけご紹介します。

F様邸(五ケ別府町)

「薪ストーブだけで十分暖かい」

住みはじめて1年半のF様邸。あたりを一望する高台にある平屋のお家です。ご夫婦と2人の娘さん、4人で暮らしています。住まい心地について伺いました。

「暖かいです。うちに来た友人も驚いてます」
「実家に帰ると寒くて、違いを感じますね 笑」

と、気密・断熱性の高さを実感されています。リビングには薪ストーブが設置されていますが、これ1台で家中が十分暖かく、エアコンはほとんど使っていないそうです。

「薪ストーブはほんと、採用してよかった。パンを焼いたり、料理にも使えてとても便利です」

火を眺め、薪のはぜる音を聴き、じんわりと暖かく、調理器具にもなる。F様ご家族の冬は、薪ストーブを中心に、豊かな輪が広がっています。

「眺めの良さを活かした間取りが心地いい」

眺望がよく、眼下に谷山の街や錦江湾まで見晴らすF様邸。「知林ヶ島まで見えるときもありますよ」とご主人。そんな眺めの良さをさらに活かすため、子ども部屋にはスキップフロアを採用。机に向かう視線の先に、見事な景色が見える配置としました。

「立地を理解し、私たちの要望を叶えてくれたのが良かったです」

「スキップフロア下の収納が便利」

スキップフロア上段は子ども部屋。その下は?というと、広々とした収納空間になっています。季節ごとに出し入れする家電や使わなくなったおもちゃ、ご主人のDIY用工具まで。いろいろ入っても、まだまだ余裕の大容量です。

F様邸は24坪の平屋。ややコンパクトですが、収納に困ったことはないそうです。

【お困りごと解消:引き戸の閉まり改善】

さて、そんなF様のお困りごとは、引き戸の閉まりが悪くなってきたこと。戸を外して点検すると、戸の下部に付いているタイヤが原因でした。調整ネジでタイヤの飛び出し具合を調整して……

見事に直りました!

K様邸(清和)

「リビングが明るく暖かいから、自然と家族が集まります」

つづいては、お住いになって3年目のK様邸。ご夫婦と娘さんの3人暮らしです。「家族がリビングに集まる、子どもが外から帰ったときも、必ず顔が見られる間取りに」それが奥さまのご希望でした。

昔ながらの住宅街で、お隣との距離も近いことを考慮し、K様邸は“吹き抜け&中庭のあるリビング”となりました。吹き抜けの天井高を活かして大きな明り取り窓を設置。中庭からもたっぷりと陽光を取り込みます。

「日中はとても暖かくて、自然とみんな、リビングにいます」

さらに中庭は、夏にはバーベキューで活躍。外からの視線が届かない中庭なので、家族水入らずでアウトドアの雰囲気を楽しめます。石土間なので、汚れてもゴシゴシ水洗いできて手入れも簡単です。

縁台に、娘さんが色を塗った「小石アート」が!可愛らしいですねぇ(ほっこり)

「吹き抜けをつかった子どもとのやり取りが楽しいです」

子ども部屋は、リビングから階段を登った2階に。リビング側の壁は腰高にして、子ども部屋からリビングを見下ろせるようにしました。

「吹き抜けでつながっているので、子どもが2階にいるときでもリビングにいながら会話ができます。それがなんだか楽しくて」

目が届かなくても雰囲気を感じられる。つながっていられる安心感。子どもが小さいうちは特に、大切だなと思います。

「心地よい造作ソファ。うたた寝しちゃうことも 笑」

リビングには、ベガハウスオリジナルの造作ソファもあります。座面が広く、ゆったり座れます。

「気持ちよくって、うたた寝しちゃうことも 笑」

と奥様。愛犬の小梅ちゃんもお気に入りのようでしたよ。

「増え続ける子どもの工作、手作りおもちゃをどうしよう……」

そんなK様のお困りごとは、増え続ける子どもの工作や手作りおもちゃ。飾り棚や白い壁面を使って、上手にディスプレイされていましたが、それでも足りなくなってきているそう。

この問題の解決はなかなか難しいのですが……

ひとつは飾る場所をしっかり決めること。そして、子どもと一緒に飾ること、です。何をどこに、どれだけ飾るか?子どもと一緒に決める。そして、飾りきれなくなったら、どれを捨てるか子どもと一緒に決める。

ただ、いきなりゴミ箱だと子どももショックですから、写真に撮ったりして記録に残しましょう。

あと!私、2児のパパ・塚本が実践しているのが、“スクラップブック”です。日々増え続ける息子の絵。4歳の天才画家の創作意欲は底なしです。そこで“スクラップブック”。いいなと思った絵は、息子の目の前でスクラップブックに貼っていきます。

そうすると、なんだか息子も嬉しそうです。達成感感じてるっぽいです。片付けにもなるし、成長の記録にもなり、おすすめです。

まとめ

というわけで、今回は「設計の工夫で冬でも暖かなお家」に伺いました。日本には四季があります。ぐるぐると巡る気候に対応しなければなりません。でも、家が寒さや暑さに対応してくれたら、四季があることは、メリットでしかありません。

花が咲き、木が芽吹き、やがて紅葉し、冷たい空気のときには星がひときわ綺麗に輝きます。季節ごとに祝い事があり、お祭りがあり、旬の食べものがあります。

日本ならではの四季を楽しめるよう、家は年中快適を目指したいですね。

ベガ弁!-スタッフたちの弁当No.1争奪戦-20.01

男性・女性問わず、キッチンに立つべし!料理をしない人が、どうしてキッチンのご提案ができようか!というわけで、「ベガ弁!」今月もいってみよー!

「ベガ弁」とは

月に一度、スタッフが弁当を持ち寄って、誰の弁当がNo.1かを競う、それが「ベガ弁!」です。毎月テーマを設けて、「テーマに合っているか」「彩りはきれいか」「栄養のバランスは」などの観点から総合No.1を決めます。審査員は、現役ママでもある弊社のスーパーパート隊3名です。

今回のテーマは「地元の味」

2020年、一発目のテーマは「地元の味」!

実は、ベガハウスは県外出身者が多いんです。なので、お正月の帰省に合わせて、地元の味を学んで来てもらおう!というわけです。

ちなみに、“地元”の定義は広めにしてます。郷土料理だけでなく、母の味、思い出の味、第二のふるさと、B級グルメも可!さてさて、どんなお弁当が集まったかな?

お弁当紹介!

今回は15名がエントリー!さっそく見ていきましょー!

まずはホームである鹿児島勢のお弁当を見ていきましょう!経理 福迫さんのお弁当はガネと筑前煮。ガネはさつまいもをメインにしたかき揚げで、鹿児島の郷土料理ですね!あー、やっぱりホッとするわぁ。抜群の安定感。

続いては私、広報 塚本のお弁当。今回のキャラは、凛々しい太眉の「西郷どん」です!自信作だったのですが、

「ん?今回は自画像ですか?」

と結構言われました。いやいや、分かるけど!私の顔はもっと東南アジア系だと自負しております。ちなみに、左がガネ。右が母の味「ニンジンの肉巻き」です。夕食に、お弁当に、2万本は食べてきた定番おかずです。うまし。

「顔」つながりで、こちらはアフター担当坂元さんのお弁当。「鯖節の田舎そば」、さつま揚げと鯖の塩焼きとかまぼこで顔をつくっています。これ、坂元さんに似てます 笑。指宿出身なので、特産品のオクラもたっぷりです。

設計 小斉平さんは黒豚丼。分厚いバラ肉たっぷり、野菜もたっぷり!具が大きくて「男の料理」って感じですね!あっ!こっそり「さつま揚げ」も入ってる!今回もコサさんの優しみを感じてしまいました。ほっこり。

ディレクター上大川さんのお弁当は……え?どこ出身?と思ってしまいましたが、姉ちゃんがよく作ってくれたのがコロッケらしいです。めちゃめちゃ分厚い!漫画みたいなコロッケサンドですね。ちなみに鹿児島出身です。

ディレクター垣本さんは鹿児島出身だけど、第二のふるさと福岡弁当。高菜チャーハンに明太子、焼きラーメンの炭水化物まつり!そんで、エンゲル係数高くない?

「いちごは“あまおう”じゃなくて、フツーのですよ」

うん、いや、うん。そういうことかなぁ?

第二のふるさとでもう一つ。プランナー長田さんは岡山のB級グルメで「ホルモン焼きそば」です!はい。見ての通りお弁当じゃありません。会社のキッチンで作ったのです!忘れんぼです!美味しそうだけど、忘れんぼ!

第二のふるさと、もういっちょ!設計 赤﨑さんは宮崎名物「肉巻きおにぎり」で勝負!肉で巻いたおにぎりを、カワイイと思ったことあります?私はこの弁当を見るまでありませんでした。この完成度、やばい。さすがは絶対王者です。

ここから県外出身者のお弁当に入ります。……なんだか意味ありげに並べられた枝豆。読めます?「た・こ・め・し」って書いてあるんです 笑。テクニカル日置さんは、兵庫県は明石の出身。添えられた「味のり」も地元のものらしいですよ!

佐賀県出身の設計 織田さんは長崎のB級グルメをお弁当に!ご存知ですか?「トルコライス」です。ピラフ、とんかつ、スパゲティがワンプレートになった料理。織田さんのはエビフライ付きの豪華版!トルコにはトルコライスはないらしいですが、ウマそうなのは確か。

日置さんと同じく、兵庫出身のテクニカル白澤さん。どこが兵庫やねん!っと思いきや、お母さんのお弁当を再現したものなんだとか。

俵型のおむすびに唐揚げ、ポテトサラダにほうれん草のおひたし。いつも野菜たっぷりだったそうで、そういえば白澤さん、普段の弁当も野菜多めやな、とか思い出すとなんだか泣けてきた……。

さて次は……え?

……なによ。

え、外?
外でお弁当の準備してる?は、意味分かんないんだけど谷さん……。

!!!?

なにこれ?

「小田原名物のアジの干物を七輪でですね……」

いや、分かるけど、これ何よ!

「弁当」

違うわっ!

というわけで、神奈川県小田原出身のプランナー谷のお弁当がこちら。……なんか意識高い感じに仕上がっててむかつきます。

今月の特集は「ソロキャンプのススメ」です!お楽しみに〜♪
みたいな感じですね。違いますよ、お弁当のブログです。

さ、茶番はこのくらいにして。
テクニカル植田さんのお弁当は鶏飯&チキン南蛮の南九州豪華弁当!

「宮崎に18年、鹿児島に10年暮らしてるので」

二つの地元に思いを馳せてるわけですね。ええ話や〜。

こちら、ディレクター清水さんのお弁当。……きたこれ。しみっちゃん、男性陣初の優勝じゃない?これ!っと、私は撮影しながら思いました。めちゃめちゃキレイじゃないですか?ねぇ?……このあと、衝撃のツッコミが入りますのでお楽しみに!

東京出身の清水さんは、お母さんの味を再現。肉巻きや、パプリカのピクルスをよく作ってくれたそうです。

岩手県盛岡出身のテクニカル石亀さんはロコモコ弁当!なぜ?って思いました?実は、岩手県は「びっくりドンキー」発祥の地なんですって!そんなわけでハンバーグ。市販のお肉を包丁で叩いてミンチにしたこだわりのひと品です。

いざ、審査!

役者が揃って、いざ審査!まずは社長賞から!

「これ!」

お、今回は即決ですね。

お!織田さんのトルコライス弁当!社長は前回も織田さんの弁当でしたね。同い年同士、気が合うのでしょうか?

続いてスーパーパート隊、Sさん、Oさん、Nさんによる審査です。……まぁ今回も笑っちゃうくらい厳しかったですよ。

「枝豆がシワシワなの、なんででしょうね?

かーらーのー、

「あ、豆かぶってるわ。ほら、ごはんにも入ってる」

こんな凶悪なピースサインを、私は見たことありません……。「優勝できるかも」と思っていた清水さんのお弁当は、みごと血祭りに上げられてしまいました(でも最終選考まで残りましたよ、清水さん!)。

厳しいご意見もくださいますが、3人からはちゃんとお褒めの言葉もいただいております。例えば福迫さんのお弁当には

「いんげんをななめに入れるのおしゃれですね!」

とか

「難しいポーチドエッグに挑戦してて偉い!」

とか

「坂元さんそっくり!」

とかね。最後のは褒め言葉じゃないですね。

それでは、Sさん賞、Oさん賞、Nさん賞の個人賞の発表です!

Sさん賞、谷さん!(なんでやねん!)

Oさん賞、日置さん!

Nさん賞、赤﨑さん!

そして総合優勝は…………!

植田さん!「鶏飯」&「チキン南蛮」というボリューム感と、宮崎と鹿児島、どちらにも思い入れがあるというストーリーが決め手になりました!

というわけで、第4回総合優勝は、男性陣初!テクニカル植田さんです!おめでとう!

「スタッフ全員のレベルが上っている分、審査も難航。厳しいところまで見ないと選べなくなってきた」とは、審査員の寸評です。次回も激戦の予感……!

「ベガ弁」2月のテーマは「中華料理」!食材も調理法も多彩な分野、どんなお弁当が並ぶのか楽しみです!お楽しみにー!

子供2人の間取りは「子供部屋をつくらないこと」。基本から解説します

間取りで悩まない人はいません。この記事を開いたあなたも、その1人でしょう。もっと言えば、子供が2人いる、または将来的に2人子供がほしいと思っている!違いますか?

……タイトルに「子供2人」って入ってますからね 笑。そんな状況の方が多いと思います。ここでは「子供2人の4人家族」をモデルにして「間取りの考え方」をお話します。

1番長く家にいるのは誰ですか?

まず最初にお話したいのがこれです。「家の主役は誰か?」とも言えます。当然、子どもではありません。なぜか?子どもはいずれ、家を出るからです。当のあなただって、家を出なければ「家を建てたい」とは思わなかったはずです。

多くの人にとって、マイホームはいずれ「終の棲家」となります。自分の老後を想像してください。そのときに、階段だらけの家はどうでしょう?開かずの間だらけの家は?とても住みづらいですよね?

1番長く家にいるのは、家の主役は、他ならぬあなた方ご夫婦です。間取りを考えるとき、どうしても「幼い子どもがいる今」を中心に考えてしまいがちです。ですが、大切なのは「長い間住み続ける」ことを念頭に置くこと。

すると、あなたのご家族にとっての「理想の間取り」が浮かび上がってきます。

「子ども部屋」はつくらない。

「子ども部屋」を例に、さらにお話していきます。

弊社代表・大迫の自宅の場合、子ども部屋は4帖×2部屋です。普通に考えると「小さくない?」と思われますよね。ご自身が子どもだった頃を思うと、そう感じるかと思います。

でも、大迫の子育て体験談を聞くと、「4帖で十分かも」と思えてきます。例えば子ども部屋を“実際に個室として”使い始めた時期について。現在中学3年生の長女さんが、子ども部屋で勉強を初めたのは2年前。つまり中学1年生のときです。

それまでは、というと、小学4年生まではおもちゃ部屋。その後ようやくベッドを置くようになり、中学1年生で“個室”として機能しはじめた、と。そうなるとですよ?大学入学を機に家を出てしまったら、子ども部屋の使用期間は6年間ということです。

夫婦で50年近く住む家の、たったの6年間です。割合で言ったら12%です。とっても短いですね。そんな短い期間のために、6帖×2部屋の立派な“子ども部屋”、つくりますか?

あなたの実家を思い出してください。自分の部屋、今はどうなっていますか?物置になってませんか?子どもが巣立った後の子ども部屋ほど、無駄なスペースはないんですよね……。

「そうはいっても、小学生から勉強はするでしょ?宿題はどこでするの?」

はい、では大迫家ではどうだったかというと、宿題はリビング・ダイニングでしていたそうです。そのほうが、分からないところは親に聞けるし、親としても、子どもが目の届くところにいてくれるしで、双方にとって都合がいいんですね。

「友だちが遊びに来たときは?」

それも同様ですね。リビング・ダイニング。外遊びが好きな友だちなら、玄関ポーチや庭で過ごすこともあったそうです。ちなみに、読書は階段でしていたそうです。居心地良かったんでしょうね 笑。少し分かる気がします。僕は、読書はもっぱらトイレでしてました 笑。

使わない部屋は「防犯」にも「健康」にも良くない

少し別の側面からも見てみましょう。子どもが巣立った後の子ども部屋について。先ほども「物置になりがち」という話をしました。実は「物置状態になった部屋」は「防犯」にも「健康」にも良くないんです。

Q.物置になくて、子ども部屋にあるもの、なんでしょう?

それは「窓」です。ほとんど人の出入りがない場所に「窓」がある。これは、泥棒の侵入経路をわざわざ用意してあげてるようなもの。

Q.物置に増えてくるものといえば何でしょう?

それは「ダンボール」です。ダンボールは湿気を吸収しやすいため、梅雨時期などはカビの温床になります。さらに、キングオブ害虫「G先輩」の餌にもなります。

つまり、使わない部屋があることは、家にとってデメリットだらけなんです。

「子ども部屋」、としても使える部屋をつくろう。

さて、「子ども部屋は小さくていい」、「使わない部屋は危険」、この2点についてはご理解いただけたでしょうか?では、どんな子ども部屋にしたらいいのか?という部分についてお話します。

結論から言うと「子ども部屋はいらない」です。

「子ども部屋にもなる部屋」をつくろう、ということです。子ども部屋として活躍するのは正味6年間です。それ以外の期間は、別の用途でも使えるようにしておくと、「物置化」が防げます。

近年定番となっているのが、8~9帖の部屋をひとつ設けて、子どもが個室を希望するタイミングで二つにセパレートする方法。セパレートの仕方も様々で、壁を増設するもよし、本棚や二段ベットなど大型家具で仕切る方法もあります。

弊社のお施主様でも、高校生から中学生までの3兄妹が、ひと部屋をカーテンで仕切っている例があります。子どもたちからは特に不満も聞こえてこないということですよ。

子ども部屋の将来を考えよう

そして、「子ども部屋にもなる部屋」の活用法です。特に考えたいのは、子どもが家を出た後です。子どもが小さいうちは、おもちゃを置いたりプレイルームとして使うことが多いと思います。

子どもが巣立った後、使い方は自由、人それぞれです。少し例を挙げると、人を招くのが好きな方はセカンドリビングや客間に、趣味の時間を大切にされたい方は書斎にしてもいいですね。映画鑑賞がお好きならシアタールームに。また、夫婦それぞれの寝室として活用される方も多いようです。

「子どもの思い出がなくなるのはちょっと……」

という方は、部屋の一部に飾り棚を設けて、そこにお子様との思い出の品を並べておくといいですよ。

子ども2人の4人家族に必要な坪数は?

次に、気になる「坪数」と「間取り」についてお話します。「坪数」とはつまり、

「子供2人の4人家族に必要な坪数」

ということです。延床面積で、目安は

「24坪」

くらいかな、と思います。「……小さくない?」と思われるかも知れませんね。もちろん、それ以上の大きさでつくっても構いません。ですが、小さく建てると、それによって得られるメリットがあります。

(1)掃除。

まずは掃除。それまで賃貸に住んでいた方が新築を建てる場合、たいてい部屋の数が増えたり、もしくは部屋のサイズが大きくなります。するとどうなるか?掃除の手間も増えるんです。

「使いやすい間取りや家事動線を考えて建ててもらったけど、広くなったから掃除にかける時間は引っ越す前とあまり変わらない」

そんな相談を受けることもあります。

(2)エアコン効率。

家の体積が大きくなればなるほど、エアコンの効きは悪くなりますし、電気代もかかります。省エネの面から見ても、「小さく建てる」がいいのです。

(3)家を小さくすることで庭の楽しみが広がる。

家自体を小さくすると、50坪程度のあまり広くない土地でも、庭を楽しむ余裕が生まれます。四季折々で変化のある日本の気候風土。季節ごとに表情を変える庭の草木を眺める時間は、日々の生活に“ゆとり”を与えてくれます。

「住宅街を考えているから庭は……」

そう考えている方には「中庭」をおすすめします。外部からの視線を遮断した、プライベートな庭です。

住宅業界には

「外に閉じ、内に開く」

という言葉があります。住宅密集地で、大きな窓や庭を外に向けて取れない場合の設計手法です。中の様子が分からないよう、外に向けては塀や外壁で目隠しをします。そのかわり中庭を設けて、陽の光や風をたっぷりと家の中へ取り込むのです。

「小さく」建てても「大きく」暮らせる間取りの工夫

「……そうは言っても24坪は小さい気がする。」

そう思います?

出展:総務省統計局
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/2_4.html

上の図は「総務省統計局」が出している「一戸建て1住宅の規模」を示したデータです。これを見ると、昭和63年の延床面積が89.29㎡(約27坪)、平成5年が91.92㎡(約27.8坪)ですから、これを読んでるあなたのご実家も、この数値に近いかも知れませんね。そうなると、確かに「24坪」は3~4坪ほど小さいです。

では、ぜひご両親に聞いてみてください。「今の家で不便なところない?」と。そうすれば

「2階に上がるのがしんどい」

「あなたの部屋には、もう何年も入っていない」

「1階だけで暮らせる家にすればよかった」

みたいな声が聞けるはず。これみんな、家が大きいために生まれる不便ですよね。将来のことまで見据えると、家は小さいくらいがちょうどいい。つまりは、「24坪」は多くの場合、「ジャストサイズ」ということです。

大丈夫ですよ。「小さく」建てても「大きく」暮らせる間取りの工夫というものが、あります。少しご紹介しますね。

リビングに隣接する和室は「兼ねる」の基本

家を「小さく」収めるには、いろいろな間取りの工夫が必要です。基本は、部屋の役割を「兼ねる」こと。その代表例が、リビングに和室を隣接させることです。

リビング隣接の和室は様々な用途を兼ねます。日中は子どもの遊び場やおもちゃ部屋。乳幼児でもゴロンとさせられるのは畳のメリットですよね。夜は寝室。来客時には客間にも使えます。

なんと1間3役!おすすめの間取りです。

造作家具を活用してスッキリ収納を目指す

「小さく建てる」には収納計画も大切。そこで考えたいのが造作家具です。造作とはつまり「作り付け」ということ。収納するものを計画段階で洗い出し、それがしっかり収まる量の収納を作り付けで用意しておくのです。

収納量があいまいのまま家を建ててしまうと、物が入り切らなかったとき、後付けで収納ボックスなどを買い足すことになります。すると、収納ボックスの分だけ部屋が狭くなります。ひとつならいいですが、それが2個3個と増えていったら?あっという間に、物に侵略されてしまいます。

なので、「収納計画からの造作家具」です。自分で収納量を洗い出すのは大変ですので、一緒に考えてくれる工務店やハウスメーカーを選ぶことをおすすめします。冷蔵庫、洗濯機などの家電、洋服、書籍は当然。学校の教科書、ランドセル、ひな飾り、仏壇など将来的に増えるものまで見越して(提案して)くれるところだと安心ですね。

天井高にメリハリをつける

坪数を小さくするということは、「空間を横に広げることに限界がある」ということです。でも、縦方向には?2階建てなら「吹き抜け」を設けることで、小さくても開放感を出すことができます。平屋でも「高天井」にすることで「吹き抜け」と同じ効果が得られます。

ここで、“できる”設計者なら、さらに工夫します。廊下の天井高を、あえて低くするんです。そうすることで、リビング・ダイニングに抜けたときに、さらなる開放感を感じることができます。

山道でトンネルを抜けて、パッと視界がひらけるあの感覚です。こうした視覚効果も利用することで、小さいけど大きく暮らす家を実現します。

まとめ

「子ども2人の4人家族の間取り」についてまとめましょう。

  • 家の主役はあなた方ご夫婦です。子どもではありません。
  • 子ども部屋が物置になると、泥棒の侵入経路になったり、カビの温床になったりして危険です。
  • 子ども部屋が実際に稼働するのは、たったの6年間。なので、「子ども部屋」ではなく「子ども部屋にも使える部屋」を作りましょう。
  • 子ども部屋の将来を考えましょう。セカンドリビング、趣味の部屋、寝室など、夫婦の生活を豊かにする使いみちを、建てる前から考えておきましょう。
  • 子ども2人の4人家族の間取りで必要な坪数は24坪(延床面積)
  • 家を小さくすることはメリットも多い。(1)掃除がらく(2)省エネ(3)庭を広く取れる
  • 家を小さくするには「兼ねる」設計がキモ。リビングに隣接した和室は使い勝手がいい。
  • 収納計画をしっかりと立て、造作家具を活用しよう。既成品の家具に頼ると、収納は増えていくばかり……。
  • 天井高にメリハリを付けて、縦方向の開放感を利用しよう。

というわけで、「子ども2人の4人家族」の場合の「間取りの考え方」のお話でした。1番のポイントは、家での暮らしを「長期的スパンで考える」ということです。

家づくりの「動機」は育児かも知れませんが、「目的」はもっと先まで見越したほうが、のちのち後悔しないですむかと思います。

とはいえ「そんなこと考える時間ないよ!」という方も多いと思います。そんなときは、気になる工務店・ハウスメーカーに駆け込んでください。代わりに考えてくれます 笑。

「親身になって考えてくれない、信用できない」という担当者や営業さんに当たったら、人を代えてもらうか、別の会社も検討してくださいね。そのまま話を進めると、後悔する確率が高くなりますよー。

アフター定期訪問「ベガイク」-年の初めは定期訪問から-20.1.12

1月12日、日曜日。いよいよ、迎えてしまいましたオリンピックイヤー。干支も巡ってねずみに戻り、「何か新しいことを始めるにはとても良い年」なんて言われていますね。ベガハウスはと言うと、やはり「ベガイク」から始めます。新しいことにも取り組みたいですが、基盤となるこの活動は、疎かに出来ませんからね。

※毎月第一日曜日はアフター定期訪問「ベガイク」の日※
「ベガイク」は、8ヶ月おきにお施主様邸を拝見させていただいて、家の状態を確認したり、メンテナンス方法をお伝えしながら、ともに家を育てる、ベガハウスの活動です。その様子を少しだけご紹介します。

まずはお馴染みの「すベロウ」くんから

1邸目は、桜ヶ丘のW様邸。桜島側に大きく開かれた窓。そこに取り付けてある障子の滑りが、少し悪くなったとのこと。そんなときはアレですね!このブログではお馴染みとなりました、

「すベロウ」くんです。

その名の通り、滑りを良くする蝋です。これを、障子の桟と、桟が設置する部分にこすりつけます。すると、障子の滑りが改善されるんです。ホームセンターなどでも買えるものなので、皆さんもぜひお試しください!

おまけ(1):フェルコットお試しいただきました

プランナー谷が、硬質フェルトのメーカーと共同開発した“ゆりかごのような椅子”フェルコット。「座ってみたい!」とリクエストをいただきましたので、お持ちました!そこで、こちらも想定していなかった使い道のご提案が。

「これ、コタツでテレビ見るときにいいんじゃない?」

さっそく試される奥様。

「めっちゃいい!めっちゃ楽!」

確かにリラックスできて、首の傾きもちょうどよく気持ちよさそう!とてもいいアイデアいただきました。さっそく谷に伝えなければ。

お子様もゴロン。「もう5年愛用してます」くらいのリラックス具合 笑

おまけ(2):お米授与式

ベガハウスでは「お施主さま限定のプレゼント企画」というのを不定期で開催します。今年のお正月にも、「新米あきほなみ3kg」を抽選で6名様にプレゼント!という「新春プレゼント」を用意していました。

ベガイク前日に抽選したのですが、なんとW様、見事当選!というわけで授与式を執り行いました 笑

木製ドアとの付き合い方

つづいては、お住いになって14年が経つ桜ヶ丘のH様邸。玄関の木製ドアの鍵がかかりにくいとのことで確認。ドア側の金具と、枠側の受けの金具が少しぶつかっていました。

木製ドアは、良くも悪くも自然素材。風合いが良く、経年変化も楽しめ、木造住宅との相性がいいのですが、季節によって反りが出たりします。なので時折、調整が必要です。弊社は8ヶ月に一度、定期訪問で確認して、必要があれば調整します。

今回は受けの金具を調節して改善しました。

庭木のご相談とアップルパイ

14年の間に、庭木も大きく育っています。「最近はメジロがよく遊びに来るのよ」と奥様。一方で、弱ってしまった木も。玄関から見える大きなヤマモミジです。

「植え替えようと思うのよ。お庭に、ヤマモミジの種が落ちて、小さな芽が出ててね。世代交代させようかと」

そんなことを話しながら、奥さま手づくりのアップルパイをいただきました。お昼前の、ゆるりとした時間です。幸せ。

全館空調で春の陽気

最後は田上のS様邸。初めての「ベガイク」です。「全館空調がとっても快適です」と仰っていただきました。

私も、お家に入った瞬間の“自然な暖かさ”に驚きました。エアコン独特の「モワァ」っとした暖かさではなく、なんというか、「春の陽気」みたいな暖かさなんです。

生後6ヶ月のお子様がいらっしゃるのですが

「お風呂のときに、脱衣所でバウンサーに子どもを寝かせるんですけど、脱衣所が全然寒くないから安心です」

とのこと。

確かに!小さな子どもがいると、脱衣所問題ありますよね。全館空調だと家全体が均一に暖まるので、脱衣所やトイレも快適なんです。

おまけ(3):恒例の床下点検です

さて、みんながかわいくなる魔法の「床下潜るときコーデ」。今回は設計の織田さん、2回目の登場です!

「床下あったかい。むしろ暑い!」そうそう、弊社で採用している全館空調「パッシブエアコン」は、床下にも暖気をまわすんです。すると、ほんのり床暖房になり快適なんですよ~。

床下にも暖気をまわすので、床下にもびっちり断熱材を敷いてます(モゾモゾしているのは織田です)。

定期訪問から始める

というわけで、2020年最初のベガイクでした。仕事始めから一週間。正月休みの余韻が、今日ですっかり抜けました 笑。私たちは「家づくり」を通して何を届けたいのか?誰に届けたいのか?それをまた、感じることができました。さぁ、今年も実り多き年となるよう邁進します!

皆さんの2020年が、良い一年になりますように。

ベガ弁!-スタッフたちの弁当No.1争奪戦-19.12

男性・女性問わず、キッチンに立つべし!料理をしない人が、どうしてキッチンのご提案ができようか!というわけで、「ベガ弁!」今月もいってみよー!

「ベガ弁」とは

月に一度、スタッフが弁当を持ち寄って、誰の弁当がNo.1かを競う、それが「ベガ弁!」です。毎月テーマを設けて、「テーマに合っているか」「彩りはきれいか」「栄養のバランスは」などの観点から総合No.1を決めます。審査員は、現役ママでもある弊社のスーパーパート隊3名です。

今回のテーマは「チキン」

「鶏肉」ではありません!「チキン」ですよ!

今から見ていただく「ベガ弁!」が行われたのは、なにを隠そう12月真っ只中。つまりはクリスマスをがっつり意識したテーマなのです!

次回からオンタイムの更新を心がけますので、今回まで勘弁してください。というわけで、クリスマス気分のお弁当を見ていきましょー!

お弁当紹介!

今回、個人的にはちょっとした“波乱”がありまして……。ま、とにかくお弁当紹介していきますね!

まずは、まだ優勝のない男性陣のお弁当から!テクニカル石亀さんは鶏の照り焼きにポテトサラダ。本人の人柄がにじむ、シンプルでソリッド(?)なお弁当です。

テクニカル日置さんは相変わらずの男飯!鶏のガーリックステーキにとろけるチーズが抜群のシズル感です。「食べたいものだけ」って感じが良いですね!

アフター担当坂元さんはオムライス&チキンライス!クリスマスで「チキンライス」だと、ダウンタウンのあの曲を無条件に思い出し、目頭が熱くなります。たぶん坂元本人は、1ミリも連想してないですが……。

男性陣の優勝候補筆頭は、この人だとにらんでいます、テクニカル上塘!唐揚げ&チキン南蛮で彩りよくまとまってます。ただ、副菜のニンジンとほうれん草は「嫁作」!反則スレスレですよー!

男性陣・優勝候補2番手、ディレクター清水!料理は上手なんですけど、「器」がねぇ。審査員受け悪いんですよね。アルミホイル巻いた照り焼きとか、「これぞクリスマス」感あるだけに惜しい!

そしてわたくし!広報塚本は今回もキャラ弁。トマトソースのチキンステーキに雪だるま!だいぶ進化してきましたでしょう?星のニンジンとか頑張りましたでしょう?三十代後半のおじさんが頑張ってますよ!

続いて、設計の小斉平さん。分かります?右の。ブロッコリーで作った「クリスマスツリー」です☆このツリーを小斉平さんが作っているところを想像すると……萌えます!胸キュンです!

男性陣が続いたので、ここで女性陣も。前大会優勝者のプランナー長田さんのお弁当は変化球のグリーンカレー!これはウマそう……カレー好きとしてはたまらんです。

第一回大会優勝の設計・赤﨑のお弁当はこちら!海苔とチーズとカニカマで作ったカーネルおじさん!「チキン」のテーマの解釈が独特ですねー。

……

……ってキャラ弁かよっっっ!

僕がキャラ弁作ってくるの分かってて当ててくるなんて、なんてヤツ!!しかも軽々とクオリティ超えてきやがって!くやしぃぃぃ〜!

……っえほん。取り乱しました。すみません。これが先刻申し上げた“波乱”ですね。まさか「キャラ弁枠」に参入者が出るとは。

気を取り直して!テクニカル白澤の鶏づくし弁当!オムライスに香草焼き、ロールキャベツにクリームシチュー!相変わらず品数多いし、しれっと弁当箱も新調してるし、偉い。偉いぞ!白澤さん!

ディレクター垣本さんのお弁当は、今回カブり気味の(失礼)チキン南蛮とオムライスを大胆に盛り付けた男前弁当。日置さんのもですが、個人的にはこういうのが1番食欲そそります。

テクニカル植田さん。シンプルすぎるくらいシンプルですね。そして皆さん、お気づきですか?ホーローのお弁当箱が結構多いこと!ここから脱することが、優勝戦線に残るためには必要な気がしてきましたよ!例えば……

竹編みの弁当箱とかね!小山田にある「竹産業振興センター」で買ったというお弁当箱。そこにあえて「洋」のサンドイッチというのが洒落てますねー!そしてスープジャーにはシチュー。この時期、暖かいシチューは身体にしみます……。

はい、そして今回もお弁当を持ってこなかったのがプランナー谷。参鶏湯(サムゲタン)ですね。ツッコミません。ただねー。参鶏湯は正直、想像できたんですよね。谷には想像を超えるものを期待したい!お弁当じゃなくていいから!

経理・福迫のお弁当からは、「お母さん」を感じてホッコリします。優しい気持ちになります。のりたまのふりかけ、買って帰ろうかなー。なんだか無性に食べたくなりました。

オオトリはディレクター上大川。最近自炊を頑張ってて、お昼もよくお弁当を持ってきます。チキン南蛮よりも高菜の葉でくるんだおにぎりが美味しそうです。意外と家庭的な一面があります。

いざ、審査!

以上、16のお弁当が出揃いました!「ベガ弁!」も3回目を迎え、個々のお弁当のクオリティが上がっているのを感じます。社長・大迫の目にもそう映るようで

「ゔ〜ん、悩むなぁ」と長考の構え。

「これかな?」と指さしたのは……

織田のお弁当!ぬぁ〜、ですよね〜。いい感じですもんねー。見習わないと!

続いてスーパーパート隊の審査!……の前に、自分のが「弁当」であることを力説する谷。いや弁当ではないから!ただの参鶏湯だから!

今回の審査も厳しかったですよ〜。1番強烈なダメ出しはコレ。

「彩りは、トマトとブロッコリー入れればいいと思ってるよね」

……ぐうの音も出ないとはまさにこのこと。Oさんは、致死量の毒をあいさつ感覚で吐ける特殊能力を持っています 泣

さて、そんな厳しい目にも耐えたお弁当がこれ!

Oさん賞は赤﨑さん!

Nさん賞は長田さん!

Sさん賞は織田さん!なんと社長賞と2冠!そして今回の総合優勝は……

赤﨑さんのお弁当!
やはりカーネルおじさんのハイクオリティっぷりに、3人とも度肝を抜かれておりました!

というわけで、第三回総合優勝者は赤﨑さん!なんと早くもV2です!なんという強さ。個人的には、キャラ弁枠で優勝をかっさらわれたことがヒジョーに悔しい!

そして、男性陣が全然優勝戦線に絡みません……。次こそ勝とうぜ、男性陣!
次回のテーマは「地元の味」。郷土料理やB級グルメ、母の味、思い出の味、第二の故郷など、思い思いの「地元」をお弁当に詰めてもらいます。

県外出身者の多いベガハウスですから、個性的なお弁当が揃いそうです。お楽しみにー!

【新春のご挨拶】今年の漢字を発表してもいいですか?

あけましておめでとうございます
本年もどうぞ よろしくお願い申し上げます

さて、ベガハウスは1月6日(月)が仕事始め。
今年も「鴨池日枝神社」へ、スタッフ全員で初詣に行きました。

神事を執り行い、神さまに

・今年1年の弊社の発展と

・スタッフの健康と

・建築現場の安全と

・お施主様の無病息災と

・スタッフ各々の目標達成と(多い!)

……まぁとにかく、弊社を取り巻くもろもろの「無事」を祈願いたしました。

スタッフがしたためる「今年の漢字」とは

本社に戻ってからは「新春大朝礼」です。
今年の目標を漢字1字に込めて発表します!

では参りましょう。

まずはプランナーの谷から!

「照」

照らす。周りに目を配りながら、スタッフを照らしていけるようになる。自分も輝き、みんなも輝いてほしい。ものづくりの最先端を照らす存在であれるように。

同じくプランナーの長田!

「葉」

葉っぱ。夏は日陰をつくり、冬は葉を落とし家に光を届ける。日光を全身に浴びて、木に栄養を届ける。そんな、頼りになる葉っぱになりたい。

続いて設計の赤﨑!

「継」

設計業務を、先輩からしっかりと引き継ぎたい。継続の力を付けたい。

テクニカルの日置!

「創」

つくる。「作」や「造」ではなく、新しいものを作りだすという意味でこの漢字を選んだ。今まであるものも大切に、新しいものに目をむけていきたい。

ディレクターの清水!

「土」

皆さんの土になりたい。果樹は土から栄養を吸収し実をつける。ベガハウスにとって、そしてお客さまの家づくりにおいても、良き土壌のような人物でありたい。

テクニカルの植田!

「日」と「妻」

毎日を大切に生きる。オリンピックイヤーにちなみ、日の丸を背負う気持ちで。そして「妻」を大切に(切実)。

テクニカルの白澤!

「早」

去年覚えたことを、より早く、正確にできるようになる!現場がスムーズに進むようにスキルアップしたい。

テクニカルの石亀!

「瞰」

広く見渡すの意。目の前のことのみならず、全体を見て、どう動くかを意識して仕事したい。

広報の塚本!

「満」

満足の「満」。入社から今日でちょうど1年。昨年は基盤づくりで終わってしまったので、今年は周知や集客の面でも満足のいく結果を残したい。

ディレクターの上大川!

「成」

2級建築士の試験を成功させる(合格する)。後輩も入社してくるので、先輩らしく成長したい。将棋で歩が金に成るように。

経理の福迫!

「新」

去年は悩み多き1年だった。その解決のために、皆さんにも協力をいただきながら、今年は新しいことへ挑戦したい。

設計の織田!

「良」

新しい価値観と出会ったときに、否定するのではなく「良いね」と受け入れていきたい。今年の口癖を「それ良いね!」にします。

アフター担当の坂元!

「整」

去年は忙しさに流され、勢いで動くことも多かった。気持ちを整理して、計画を立てて物事を進めていきたい。忙しいとは心を亡くすこと。「忙しい」の言葉を少なくしていきたい。仕事場の整理整頓もしていきたい。

テクニカルの上塘!

「抜」

余計な力を抜いていきたい。何かが変化するときも、大きな決断をするときも、しっかりとやり抜きたい。

設計の小齊平!

「安」

安心安定を大切に。自分自身が安定して仕事をこなすのはもちろん、安心して仕事を任せてもらえるように。

ディレクター・造園の廿枝!

「思」

ホスピタリティーの精神を忘れずに。人と人、人と物。物と物。思いやりを持って接する。

グループ会社IFOO取締役の幸野!

「動」

動く。昨年立ち上げたIFOOが、今年は形となる。昨年蒔いた種が芽吹く年。その芽を足掛かりに、積極的に動いていきたい。

そして、代表取締役社長 大迫!

「覚」

覚悟。人は覚悟を持ったときから変わることができる。自分も含め、皆にも覚悟を持って欲しい。覚悟とは「努力」「根性」ではなく、今の状況を冷静に捉え、自分のやるべきことを見据えること。結果の心配をするよりも、やるべきことに集中しよう。

というわけで、今年の漢字1字でした!皆さんだったら、どんな1字を選びますか?

このブログでは、昨年よりももっと沢山の家づくりノウハウをお届けしようと計画中ですので、ぜひぜひお楽しみに!

では
改めまして、本年もよろしくお願いいたします!

【天狼院から転載】家づくりは「完成」が「はじまり」。設計士が時限爆弾を仕込む理由

*この記事は、「天狼院書店」に掲載された記事を転載したものです。


新築の新居に引っ越してはじめての買い物はコンビニ弁当だった。
それも昼飯でなく、夜ごはんである。

「新居初日の夜は豪勢にスキヤキ、食後にケーキで家族団らんじゃないの?」

いやいや。
大量の荷物を運び込み、キッチンや風呂など設備の説明を受け、電気屋、水道屋の手続きをし、手伝ってくれた友人たちを送り出したら日がもう暮れている。

「ただ空腹が満たればいい」という思いで、最後の気力を振り絞ってコンビニに身体を引きずっていった。……今となっては良い経験。マイホームは“夢”ばかりでないことを悟った日である。

どうして“新築初夜”のことを思い出したのか?それは、この記事を書いている今が12月1日、日曜日だから。

「全然分からない」

という声が聞こえてきそうなのでもう少し説明させてもらうと、私は工務店に勤めていて、毎月第1日曜日は“アフター定期訪問”の日になっている。つまり“夢”だったマイホームを建て、“現実の暮らし”を営むお施主さんと会える日。そんなお施主さんと会うと、半ば強制的に自分の家のことを思い出してしまうのである。

私が勤めているのは鹿児島にある小さな工務店。施工実績は鹿児島全域に370棟ほど。その全てを8カ月に1度のペースで訪問している。8カ月に1度。このペース、間違いなく業界随一である。一般的なハウスメーカーのアフター定期訪問は、3カ月、6カ月、1年目、3年目、5年目、10年目の計6回。対して弊社は10年間で15回、2倍以上の頻度だ。

この頻度、もはや親戚。

お施主さん側も慣れたものだ。快く家の中を見せてくれるし、些細な相談ごとでも気を使わずに話してくれる。中にはハンドドリップのコーヒーを入れてくれたり、手づくりのお菓子を振る舞ってくれる人も。今日だって「お昼まだでしょ?」と旦那さんが中華鍋を振るい、手づくりチャーハンをご馳走してくれた。

こんなにもアフター定期訪問に力を入れるのは、“住まないと分からないこと”が、どうしても出てくるからだ。当然だけど、家を建てるまでに何度も何度も打ち合わせを重ねる。最初のヒアリングから着工まで10数回の打ち合わせ。着工してからも現場で確認ごとがあったりと、お施主さんと顔を合わせる機会が減ることはない。

それでも、“家”は住んでからが本番である。

私が、新築初夜にコンビニ弁当を食べるなんて思ってもみなかったように、住んでみると「思ってたのと違う」ことが出てくるのだ。そこに素早く、定期的に寄り添い、“暮らし”が豊かになるサポートを行う。それが工務店の指名だと考えている。

アフター定期訪問で行うことは多岐にわたる。単なる補修・修理だけでなく、何に困っているかをヒアリングして、その解決方法を伝える。例えば木製品の手入れ。

褪せたテーブルに艶を取り戻すには?
しつこい黒カビを取り除くには?
ふすまの滑りを良くするためには?

実践を交えながらレクチャーする。

一銭にもならないことに、なぜ力を入れるのか? そう思う人もいるかも知れない。実は我々にも3つのメリットがある。

ひとつは、お施主さんの“安全”を管理できること。我々とお施主さんとの間には、先程触れたように親戚のような関係性が築かれている。「困ったことがあったら、とりあえず我々に連絡」という習慣ができている。すると、怪しいリフォーム業者に引っかかることがない。荒い補修工事によって美観を損ねることもない。家でのトラブルは、すべて信頼の置ける業者が対応する。

二つ目は、家の経年変化をつぶさに観察できることだ。木の外壁は年数を重ねるとシルバーグレーに変化する。真鍮の取っ手は、手で触れるところから鈍く輝き出す。その変化は地域、天候、日当たり、立地などにより微妙に異なる。直に観察することで、これから建てる家の設計にフィードバックしていく。

三つ目は、“親戚のような付き合い”そのもの。売り手と買い手の枠を超え、暮らしのパートナーとして認識してもらう。お子さまが生まれたら抱かせてもらい、祝福する。庭のもみじが紅葉したら、それを眺めながらお茶を飲む。そんな日常を共有させてもらい、我々は“ものづくりの原点”を再確認する。

「完成からはじまる家づくり」が弊社の理念だ。

ある打ち合わせにて、社長はこう話していた。
「家には時限爆弾が仕掛けてあるんです。住んですぐには気づかないけれど、あるときふっと、設計の工夫に気づく」

例えば玄関。靴を履くところの近くに、細い丸棒の柱を立てておく。その横には、膝くらいの低い位置に棚を。子どもは柱を掴んでぐるぐる回ったり、登ったりして遊ぶ。棚は歳時の飾りをしつらえる飾り棚に。

子どもが巣立った頃、柱と棚は役割が変わっている。棚は、靴を履くときの一時的な腰掛けに。柱は、靴を履いて立ち上がるときの手すりに。

「『あれって、そういう意味だったんですね!』って笑顔で言ってもらえたら、設計士冥利に尽きますよね」

12月1日、日曜日。

そんなわけで我々は、今日も鹿児島中を走り回る。お施主さんの笑顔に会いに行くために。

【天狼院から転載】「家を建てるなら、まず弁当から」とある地方工務店の取り組みレポート

*この記事は、「天狼院書店」に掲載された記事を転載したものです。


あなたの家の廊下は広いだろうか? 狭いだろうか?

こう聞かれて、即答できる人は少ないと思う。大抵の人は「えっ……と?」と言葉に詰まるはずだ。それは、

「初対面でいきなり何聞いてんの、この人」

と不審に思う気持ちもあると思うけれど、そもそも廊下の幅の“基準”というものが、あなたの中にないから答えられないのだ。

例えば、身長2メートルの男性を街で見かけたとする。あなたは友人に「さっきめちゃめちゃ大きい人が歩いてたよ!」と話すことができる。それは、日本人男性の平均身長は170センチくらい、という“基準”がなんとなく頭にあるからだ。

では、廊下の幅の“基準”とはなんだろう?
その答えのキーとなるのが「お碗」である。

お椀の直径は4寸(約120ミリ)。これは、日本人が片手で持てるジャストサイズだ。

お椀は、お盆に乗せて運ぶ。伝統的なお盆は、お椀を2×2で4つ乗せられる大きさに作られている。つまりお盆の幅は、8寸。

料亭では、このお盆を持って中居さんが廊下を行ったり来たりする。廊下は、中居さんがお盆を持っていてもすれ違える幅がなくてはならない。

つまり廊下の幅は、16寸。これが廊下の幅の“基準”である。

住宅建築では、このような“基準”がたくさんある。いわば「暮らしのものさし」だ。この「暮らしのものさし」を実践で学ぶため、弊社で取り組んでいるのが、スタッフ全員参加の弁当づくりだ。

自己紹介が遅くなったが、私は鹿児島の小さな工務店に務めている。スタッフは18名。スタッフ全員参加の弁当づくりは通称「ベガ弁」と呼ばれている。“ベガハウス”という社名にちなんだもので、月に1回、全員がお弁当を作ってきて、お昼に発表している。

「ベガ弁」にはひとつだけルールがある。それは、テーマを守ること。毎月、食材や調理法でテーマを設けて、それに準じたお弁当を作らなければならない。先月は「たまご」で、三色そぼろやオムライス、たまごサンドなどが並んだ。

出揃った弁当の中から、その月のNo.1を決める。審査するのは現役ママでもあるパートさん3名だ。どうせ作るからにはNo.1になりたい。女性スタッフだけでなく男性スタッフも割と真剣である。

スタッフ全員の弁当と審査の様子はブログで公開しており、お客さまはもちろんスタッフの家族からも「弁当から人柄が見える」と好評だ。

住宅をつくる工務店が、なぜ弁当づくりに力を入れているのか?先程の廊下の話を思い出してほしい。実は、弁当も立派な「暮らしのものさし」なのだ。

弁当をつくるのは、当然キッチンである。
住宅においてキッチンは主要な設備のひとつだ。朝・昼・晩の調理に食器洗い。1日の中で過ごす時間の長さを考えても、家事のメインステージはキッチンと言える。

そんなキッチンだから、お客さまも当然こだわる。いろんな要望が飛び出してくる。それに応えようと、こちらも必死で頭をひねる。キッチンを考えるには、やはり使ってみるのが1番。「使ってみる」といっても、インスタントラーメンを作るって言うんじゃ話にならない。

そこで弁当である。

弁当には、ご飯、主菜、副菜がすべて入る。最近はスープジャーも登場し、汁物も持ってこれるようになった。つまり、弁当には料理の基本が詰まっているのである。これだけの品数を効率よくつくろうと思ったら、キッチンをフル活用しないといけない。シンクで米を研ぎ、作業スペースで野菜を切り、コンロでは煮物と炒め物を同時に火にかける。そうやって作業を並行して進めると、様々な不便に気づく。

「シンクから冷蔵庫までの距離を、あと15センチ近づけたら1歩で手が届くのに」

「子どもと2人で料理するから、作業スペースは子ども用まな板1枚分広いほうがいいな」

この気づきは、弁当づくりから生まれた新しい「暮らしのものさし」のタネだ。このタネの数が多ければ多いほど、一つひとつの家族に合わせたキッチンのアイデアや、間取りや、寸法が生まれる。

技術の進歩は本当に目まぐるしく、それはキッチンにも影響している。平成の間だけでも、食器自動洗浄機(食洗機)が標準化し、火を使わないIHコンロも広く普及した。キッチンが変われば、作る料理も変わるだろう。料理が変われば、使う食器も変わるだろう。食器が変われば、ダイニングテーブルの大きさも変わるかも知れない。

キッチンの変化は、とどのつまり、家全体の変化に直結している。そういった変化に対応できるよう、我々は弁当づくりを通してタネを拾い集めているのだ。

良いキッチンづくりが、良い家づくりにつながると信じて。

これは弊社に限ったことではないのだけど、もしあなたがモデルハウスなどを見学したとして、「素敵なキッチンだな」とか「使いやすそう」と思ったら、「設計士さん、いい仕事してますね」と褒めてあげてほしい。とっても美味しい料理を食べたときにシェフを呼び出す、あの感覚で。